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雨撮影で注意したい点 – 雨に対する防寒と機材の保護対策を甘く見ない

雨の中で撮影した写真はとても美しい。
雨の中で撮影した写真はとても美しい。

昨年の年末に雨と夜景の両方を撮るコスプレ撮影の機会に恵まれた。こういうチャンスはなかなか到来しないので貴重な体験となった。

雨・防寒対策

雨撮影の時は登山用の上下1万円ほどするミズノのレインコートを着ていった。上だけ羽織っていたから5,000円と言ったところか。値段だけあり多少の雨の中でもカメラを握っている雨晒し状態の掌以外は快適だった。

撮っているカメラマンは快適だが、撮られているコスプレイヤーさん達はとても寒がっていた。カメラマンは動いたりカメラの設定やら構図やらあれやこれやで頭をフル回転させているので体が温まるが、レイヤーはじっとポーズを取り続けて動かないので体が温まらない。雨合羽を羽織るわけにもいかない。対策としてはカイロを貼っておくしかなさそうだ。

機材の保護対策

雨撮影の手順は以前にも記事にしたので割愛させて戴くが、単純なもので、モデルの後ろからストロボを光らせれば良い。夜景を明るく撮りたかったので、絞りF2で撮影した。開放F1.4で撮ると口径食で暈けの形がラグビーボールのようになるが、F2まで絞ると円形に近くなる。しかし雨撮影をする時は大体絞り開放で55mmもしくは85mmF1.4、または200mmF2.8の単焦点レンズで撮っている。やはり暈けの形よりも夜景をより明るく撮りたいというのがある。

使用カメラはCanon 1DX、レンズはOtus1.4/85。1DXはプロフェッショナル機で防塵防滴がしっかりしている。方やOtusは防塵防滴ではないので、結構埃が入りやすく、レンズを覗いてみると3年程ハードに使ってきたせいだろうか、細かいチリが垣間見える。まぁレンズの描写力にはそれほど影響は与えないだろう。しかし水滴の方となると、我ながら雨の中でこの50万円するレンズでよく撮影しているよなとは思う。しかし開放F1.4からでも描写がキレッキレなので、無茶なシーンでも使うようにしている。一応コンビニのビニール袋を被せていたが小さいし破れるし使いづらいしで全く役に立たなかったので、家から持ってきたハンドタオルで雨を凌いだ。

model:Yasukun
model:Yasukun

雨撮影の写真が上がると、カメラをやっている人からは、雨の中での撮影が心配という声も聞かれる。簡単に撮れる事は撮れるが、機材の雨対策はしっかりやっておいた方が良い。別のコスプレイベントでカメラマン達が話していたのを小耳に挟んだのだが、Canon 5Dのmark3か4のカメラで雨撮影をしていたら、カメラが故障したそうだ。1D系と5D系では同じ防塵防滴でもその性能が異なるとどこかで聞いた覚えがあるが、筆者も5DsRを所有しているので、そのカメラで雨の中で撮る際には細心の注意を払いたい。またストロボも防塵防滴のCanon 600ex-rtを使っている。ストロボにもハンドタオルを被せて雨対策は施しておいた。他のカメラマンはジップロックなどのビニール袋で完全防護している。それくらいはしておいた方が良さそうだ。

トランスミッターの雨対策が曲者で、こちらも防塵防滴ではあるがカメラの天辺につけるのでモロに雨がかかる。カメラの天辺の雨対策は忘れがちなので、最近トランスミッターの調子が悪いのは雨撮影のせいかもしれない。

という事で雨撮影、機材も体調も油断は禁物。