2回目のFGO大型併せ撮影! – 集合写真の撮影時に注意を払った事

FGO旅装大型併せの写真。
FGO旅装大型併せの写真。

フォトスペースRSでの2回目のFGO大型撮影の記録。

白ホリゾントで撮影。今回はスタジオの天井にあるライトも使ってみることにしたが、結果としては持参したストロボを使って撮った方が良かった。これは双方を併用して使うとミックス光になるという理由から。

しかしストロボ5灯では、背景を白く飛ばすには足りない。やはりキヤノンの600が後2灯は欲しいところだが2灯揃えると14万もするので、カクタスの選択肢もあり得る。しかし使ったことのないストロボを1から揃えるのは疲れる。いっそプロフォトB10・2灯はどうだろうという選択肢が頭に浮かんだ。しかしそう大型合わせの撮影案件が舞い込んでくるわけでもないし、ショッピングローンも確か残高が80万円くらい残っているから、余り機材にお金をつぎ込みたくない。

スタジオの天井のライトでも全員に光が行き渡るのでストロボを使うよりも楽に撮れるが、ストロボで撮った方が綺麗ではある。ストロボとのミックス光で撮るのは色温度の調整(=肌の色の調整)が難しくなるので、スタジオ備え付けのライトで撮るか、自前のストロボで撮るか、どちらか一方に絞った方が良い。

カメラはCanon 1DXとCanon 5DsRの二台。1DXの方が40万ショットを超えているので万が一の故障に備えて5DsRを持ってきていたが、どうせなら集合写真は高画素な5DsRで撮れば良かったかな皆小さく写ってるしという気持ちもあった。問題は高感度耐性がAPS-C機並である点だ。大型集合写真の場合はF8まで絞り、終始ISO1600で撮っていたので、果たしてどこまで描写力が損なわれないだろうかという懸念があった。

レンズは前回持ってきたラインナップに1本足した。Canon EF24-70mm F4L IS USM。手ぶれ防止機能が付いているので、シャッタースピードを手ブレしないセオリーよりも遅くできる。シャッタースピードを遅くすることで、背景の白がより明るくなることを心がけた。万が一ブレるような環境下で撮影した場合は補正してくれるという期待も込めた。

今回はF2.8通しの方はほとんど使わなかった。やはり歪みが気になる。ピンショットで縦構図で撮るには歪みは足を長く見せるから良いが、集合写真で横で撮ると両サイドの子が横に歪む懸念があった。あくまでそう感じるだけなので、実際には双方のレンズとも歪みは同じかも知れない。F4通しとF2.8通し、どちらのレンズの方が歪みが強いか検証してみる必要がありそうだ。

前回はフォーメーションの指示が少し緩かったので、今回は脚立の上からガッチリとフォーメーションを指示した。上から撮る場合はフォーメーションが見えるのは脚立に乗ったカメラマンだけなので、この点しっかりと指示しなければならない。

円形の集合写真。ライティングもほぼ均等に行き渡った。
円形の集合写真。ライティングもほぼ均等に行き渡った。
総勢28人の逆V字型の集合写真。
総勢28人の逆V字型の集合写真。

1つ気になる点は右端の子の顔が明るくなりすぎたことだ。Photoshopで個別に明るさを修正できそうではあるが、現場のライティングを詰めておいた方が良かっただろう。左の子の明るさがきちんと出来ていて右が出来ていないという事は、同じ明るさに出来るという事だから、やはり慌ただしい流れの中の撮影で気持ちに余裕はないというものの、出来るだけライティングを詰めておきたい。

脚立を降りてレイヤーと同じ高さから撮ると以下のような写真になる。見え方が全く異なってくる。

脚立から降りて撮った写真。
脚立から降りて撮った写真。

今度は右のこの明るさも適正になっていた。やはりライティングを調整すればなんとかなる。

カメラやストロボのバッテリーは充分足りた

1DXの予備のバッテリー1本、ストロボの電池交換用としてエネループの予備3パックで24本持ってきていたが、バッテリー交換・電池交換は無しで撮影を終えることが出来た。前回もそうだったが、大型併せの撮影は全員の集合写真に大きく時間を割く上、フォーメーションを整えるのに時間がかかるので、余り枚数は多くならない。この日のお渡し写真の枚数はいつもよりも4割ほど少ない460枚程度だった。