初めて使うスタジオでの撮影は試行錯誤がつきものである。白ホリゾントにしても飾り付けられたコンセプトスタジオにしても、同じように撮れるスタジオはないと言っても過言ではないほどに、撮り方の多様性を要求される。以前似たようなスタジオで撮ったやり方が別のスタジオでは通用しないこともある。そこは今まで得た撮影経験の積み重ねから光を読み臨機応変に対応していくしかない。
白スタオオサカCスタジオに行ってきた。場所は東淀川で、JR東淀川駅徒歩30秒という利便性。CスタジオとあるからAスタジオやBスタジオもある。前回はBスタジオに赴いたが今回は同じビルでも左側の入り口から入るCスタジオ。
ビル自体は年季が入っているが、モデル撮影会やコスプレ撮影用に設けられたスタジオは、たいていは古い雑居ビルの部屋を改装した所が多い。
白スタオオサカCスタジオはBスタジオと同じく南南西に面した広い窓があり太陽光が良く入る。片側が白壁で白いベッドが置かれており、もう片側の壁は濃紺に塗られている。
今回は両方の壁の色を使って撮影したが、太陽光が入る時間帯は白いベッドを積極的に用いて撮影した。
そんな風にして撮影した冒頭の写真。今回はこの写真を作例にして、初めてのスタジオで試行錯誤した話を書き綴っていきたい。(全文:3,900字)