昼間でも夜のイメージで撮る方法 和室編 – 1灯ライティングとピンショット撮影の組み合わせの難しさを解説

昼間でも夜のように撮るカメラの設定。

初めましてのコスプレイヤーさんを撮るときは緊張しがちになる。やはり普段撮影で慣れている女の子を撮る時と比べると、どのような言葉遣いでどこまで踏み込んで良いのか等の様々な迷いが生じ、意思疎通が難しくなり、当然向こう側も同じような心理状態なのでお互いにどう撮って欲しいのかどのイメージが良いのかなど、フランクに意見を交換し合う事もままならず、お互いの思う所をレイヤー側はポージングで、撮影者側は構図やライティングなどで、無言の内に表現をぶつけ合っていくことになる。

理想的なコミュニケーションとしては、タメ口で時には冗談を交えながら(その冗談の中にも本音を織り交ぜているときが多々あるが)お互いの思う所を腹蔵なく曝して、双方納得のいく到達点に辿り着ければ良いのだが、初めましての人とはなかなかそういうわけにはいかない。故に長く撮影してるレイヤーさんとは、双方が理想とする、或いはレイヤー側が撮って欲しいと抱いているイメージに近づきやすいというメリットがある。

今回の記事では、撮影の流れ、ピンショットにおけるライティングの思考法や難易点、夜のようなイメージで撮るためのカメラの設定等について解説していきたい。(全文:2,800字)

今回の撮影で使用したレンズ