ツーショットはF9で – 重厚感のある写真を撮る方法

ツーショットを撮るときに最適なF値を考察する。

スタジオ撮影で絞りを絞って人物を撮るときに撮りやすいF値を探る。

絞りを絞る、言い換えればF値を大きい値に設定して撮る目的は、人物を被写体にした場合は全身にボケている箇所が微塵もないような写真を撮ったり、解像感を引き出すために撮ったりと、多様な目的がある。今回はツーショットで2人にピントが合うようにするため絞りを絞ったが、果たしてどこまで絞るのが最適か、撮りやすいかという点を検証していきたい。

撮影場所はハコアム大阪の4階オリエンタルスペース。前はアラビアンナイトの雰囲気漂う内装だったが、FGOの流行を意識してか、改装後は王の間のような雰囲気が漂っている。簡素な装飾のドーリア式の柱が2本、荘重な椅子の後ろに置かれていて、オーガンジーの布が垂れ下がっている。

ツーショットで2人にピントを合わせる方法や、ストロボを使用した場合に撮りやすいF値、重厚感ある写真に仕上げる方法などを解説していく。(全文:2,600字)

今回の撮影で使用したレンズ