晴れた昼に集合写真を夜であるかのようなイメージで撮る方法 野外編

明るい野外で夜のイメージで撮ることは可能か、その方法を探っていく。

前回の記事では和室で昼でも夜のイメージで撮る方法を解説したが、今回は野外で夜のイメージで撮る方法を解説。

部屋の中で夜のイメージで撮るのは比較的簡単だ。自然光が入らないように工夫すれば、後はカメラやストロボの設定、ソフトボックスの置き方でなんとかなる。

しかし野外となるとあまりにも明るい。これを夜のように撮って欲しいとレイヤーさんから言われてしばし戸惑った。こういう時は機材不足に悩むものだが、今までの撮影経験を反芻して、手元にある機材で何とか工夫して、昼の野外でも夜のイメージの写真で撮れるようにした。

今回の撮影は大人気作品『鬼滅の刃』の柱併せ。9人揃える予定だったが、ひとりだけどうしても雄々しいキャラクターなので、Twitterの方で長く募集を掛けていたがメンバーが見つからなかった。8人の併せとなったが、それでも大人数だ。

この日は和室と日本庭園がある鴻池新田会所を借りての撮影となったが、同じ日に開催されていた地元の餅つき大会に訪れていたとおぼしき親子連れが通りかかり、一緒に写真撮影などもせがまれる中、お父さんの方が「悲鳴嶼さんがおらへんね」と呟いていたから、大人にまで波及しているその人気の高さが伺い知れる。

そのような和やかな雰囲気の中で撮影してきた。(全文:4,800字)

今回の集合写真の撮影で使用したストロボ機材