![グリッドを使って窓から射し込む夕日を再現!](https://etoile-studio.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_0649.jpg)
シェアスタジオ アンジュ廃墟スペースでツーショットを撮る事になり、はじめのうちはソフトボックスを使って普通に撮っていたのだけれど、どうも明るいしイメージが違うなという事で、直接ストロボ光を当てたら雰囲気が出るのではないかと思いついた。
廃墟は恐らく元は飲食店のキッチンがあったと思われる場所で、壁には水色の古いタイルが貼り付けてある。もう半分のスペースはタイルが剥がれていたが、病院跡の雰囲気が漂うツルッとしたタイルがとてもいい味を出しているので、こちら側で撮り続けることにした。壁には血の跡もあって如何にも廃病院っぽい。
以前丸めた紙をストロボに噛まして、スポットライトを作って撮ったことが何度かあった。
今回はスポットライト風写真に出来るローグのグリッドを購入していたので、ストロボに取り付けてみた。2つのグリッドが付いており、三段階に光の幅を調節することが出来る。
また専用の丸いカラーフィルターも別売りで販売されているので、20色の色をつけることが出来る。元から3枚付いているカラーフィルターはオレンジがなかったので、20色のフィルターが付いた製品を買い足したという次第。
まずはカラーフィルターをつけずに撮っていった。硬い光のイメージで撮れる。
横から細い光が入っている感じで撮って欲しいと言われたので、グリッドを2つつけて、被写体のほぼ横側からストロボ光を当ててみることにした。今度は夕陽を演出したかったので、オレンジ色のカラーフィルターをつけてみる。すると倉庫の窓から夕日が射し込んでいるような写真が撮れた。
ピンショットも撮影。男装キャラは陰影をつけるととても雄々しく写る。
![顔の半分に陰影が付いて男らしく撮れた。](https://etoile-studio.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_0650-682x1024.jpg)
安室さんはどちらかというと中性的なイメージなので陰影はつけずに撮影した。
いつもソフトボックスを使って撮れば良いというものでもない。イメージに合わせて人工的に光を操ることも大切だ。