モデルの前景をキラキラに暈かす方法! – 1点添えると写真のイメージが華やかになる

model:Nemu
model:Nemu

とても美しいコスプレイヤーさん。今回はツーショットを撮ったときの飾り付けをそのまま利用して撮影。キャラクターは今大人気のスマホゲームFGOに出てくる女王メイヴ、ケルト神話に出てくる同名の女王をモチーフにしているという。

FGOのキャラクターは歴史的偉人達がモチーフになっていて、架空の人物でもシャーロック・ホームズなどが出てくる。シャーロキアンの端くれとしてはそれを聞いて心躍らされるが、最近は歴史的人物の名前を検索すると、本人達では無くFGOのキャラクターや画像が検索結果に表示される程に人気がある。

FGO自体は筆者はやっていないが、TwitterのTLに流れてきたゲームシステムの魅力を紹介するツイートなどに触れていると、ダウンロードしてやりたくなってきた。しかし物ぐさな性格なのでダウンロードをするという行為自体が面倒くさく感じてしまい、なかなか踏み出せないでいる。しかしゲーム画面を見せて貰うととても綺麗。

作例では床にバラを撒き、シャンデリアを置いている。薔薇はこの直前に撮影したコスプレイヤーさん達のアイデア、シャンデリアはカメラマンである自分が置いた。ただこのシャンデリア、コンセントが見当たらなかったので、光が灯らない。そこでカラーフィルターを着けたストロボをシャンデリアの中に置いて光らせることにした。

55mm | 1/250s | F2 | ISO200 | 3800K | LV
55mm | 1/250s | F2 | ISO200 | 3800K | LV

カラーフィルターはオレンジに近い色だったかピンクだったか、忘れてしまったが、とにかく良い味を出している。もしピンクだったとしたら、通常ピンクは色っぽい色になってしまいキャラクターとの整合性に欠ける場合が多いのだが、今回はピンクという色味が余り出ていないし、キャラクターが色っぽいイメージなので、壁にピンクでもピッタリ合っていたことだろう。

ストロボはカメラ側には向けず、頭上に向けた。カメラ側に向けてしまうとストロボを仕込んで光らせてますよという感じの光が写り込んでしまうため。

最初は55mmのレンズでF5まで絞って撮っていたのだが、F2まで開けて前景のシャンデリアを暈かすことにした。暈かすことでシャンデリアが丸暈けになりとても良い雰囲気に仕上がった。暗くてピント合わせが難しいし歩留まりを高めたかったので、ライブビューで撮影。こんなにも美しいコスプレイヤーさんの写真を撮っているのにピントが合わないなんて勿体ない。

ホワイトバランスは色温度にして、3800Kに指定した。直前に撮ったツーショットと同じ設定を引き継いだが、女王らしく冷たいイメージも良いかとも思ったが、可愛いしカラフルで暖かいイメージもよいかなと、せっかくなのでオートホワイトバランスに戻した写真も合わせてお渡しした。RAWモードで撮影しているとこういうシーンでも便利である。