どのような背景でもボカしてストロボで一工夫すると作品の世界観を再現できる!

model:Kirisaki
model:Kirisaki

名村造船跡地の一階には黒いスペースがある。そこで背景を黒にしてストロボとソフトボックス、アンブレラを使って撮ろうという事になり、見回してみたのだが、片側の壁はブロック塀のような筋が入っており、もう片方はフラットな黒壁となっていた。

ブロック塀の筋はちょっと背景に写り込んだら興を削ぐということで、もう片側のフラットな壁を背景に撮ることにした。

最初は壁の近くで座って貰ったのだが、どうも黒壁の質感が出過ぎて興を削ぐ。そこで壁から離れて貰い、ストロボ光が壁に届かないように配置して、F8やF2という設定で撮っていった。どちらの設定でも黒壁は写らず、シックな黒で背景として引き締まった。

黒い背景から浮かび出るマシュ・キリエライト。これはこれでいいのだが、どうも黒の中に溶け込んでしまいそうな感じがする。

カラーフィルターを取り付けたストロボで壁に色をつけて思い切り暈かす

もう一工夫欲しいということで、壁に向かって紫のカラーフィルターを取り付けたストロボを光らせて撮影してみることにした。紫はマシュのキャラクターカラーでもある。

カメラの設定はF1.4、シャッタースピード1/250秒、ISO200。焦点距離は85mm。使用レンズはOtus1.4/85。

開放F値で撮ることでブロック塀の筋を思いっきりボカし、幻想的な背景に仕上げる。紫の光が更に幻想感を増す。モデルと壁の間に適度に距離を取ることで、壁をボカしやすくする。暈けを大きくするという同じ理由からレンズは55mmではなく85mmを選んだ。シャッタースピード1/250秒は人物以外はなるべく暗くなるように。ISO感度200は高輝度側・階調優先モードをOnにしたことによる。本当らならISO感度100で撮りたいがウィッグの白飛びが気になったので、白飛び防止機能をOnにした。

予想していたよりも上手くいった。僅かに玉ボケもあり電子空間のようにも見える。

model:Kirisaki
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この日は桐崎さんのお誕生日をお祝いする目的のFGO併せでもあった。桐崎さんお誕生日おめでとう!