14,5人の大型併せ撮影、事前にどのような写真を撮りたいか、副主宰から作例や図案を頂いていたので、大体撮りたい絵はイメージできた。特に後ろから複数のストロボを光らせる方法はきっと撮っていて楽しいに違いない。
実際に撮ってみるとたくさんのストロボを後ろに並べるので、影が交差することが分かる。影が長く伸びる絵が欲しいと言われていたからとりあえず課題はクリア。
最初はコスプレイヤー達の背後に同じ高さにストロボを設置していたが、バラバラの高さにした方が良いと誰かが提案して、高さをランダムに変えることにした。
使用したのはソフトボックスを取り付けていたマンフロットのライトスタンド2本と3500円前後のベルボンの中型三脚2本の計4本。しかしこういう写真を撮る時には、ライトスタンドをたくさん持ってきた方が良いのだろうかとも思う。荷物が重くなるけれど。
カメラの設定はF値10、シャッタースピード1/250秒、ISO感度400、ホワイトバランス色温度4000K。焦点距離は45mm。使用レンズはズームレンズのCanon EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM。
横一列なのだからF10まで絞り込む必要があったかどうか。F5.6でも充分だったかもしれない。結局の所はストロボを光らせない状態でカメラの設定のみで、真っ暗になるように設定するのがコツとなる。その理由から、シャッタースピード1/250秒は全体をなるべく暗くするため。ISO感度400は以前の設定を引き継いだということではなく、ストロボ光を強めたかったのと、やはり人物を顔が見えるくらいには若干明るめに撮りたかったことによる。ISO250からの変更。正面からはストロボを光らせていないので、パリッと明るくなる絵が欲しかったわけではない。
ホワイトバランス色温度4000Kは、この日は全体的に青く撮って欲しいと言うことだったので、もう1人のカメラマンのホワイトバランス設定を引き継いだ。
焦点距離45mmだが、両側がやや歪んでいる描写に見える。Canon EF24-70mm F2.8L Ⅱ USMは歪みが強いのだろうか。
三段ほどの脚立にのぼって撮った。正面から撮った方が足が長く見えて良いのだが、背後のストロボがレイヤーとどうしても被ってしまう。ストロボ光が顔が完全に隠れてしまうので、脚立に乗って上から撮ることにした。
ライトスタンドは写真を編集したコスプレイヤーさんが綺麗に消してくれた。元データではレイヤーとガッツリ被るように黒い4本のスタンドが写り込んでいる。見事なレタッチ術だ。