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Canon EF24-70mm F4L IS USMは優れた描写力を発揮するコストパフォーマンの良い高級レンズ

model: kirizaki
model: kirizaki

Canon EF24-70mm F4L IS USMが綺麗な写りだなと撮影から帰ってデータを確認していて思った。もちろんレンズ力だけでなく、ライティング力、そして最も重要な被写体であるコスプレイヤーさんの容姿とメイク力のおかげでもある。

ここは主に機材や撮影方法を解説していくブログなので、今回はレンズに焦点を絞って短くはあるがつらつらと書き連ねて行こうと思う。

開放F4からのF7.1。F8まで絞ったりいっそF11まで絞ってしまおうかという誘惑にも駆られるのだが、余りカリカリにすると、肌の質感が出過ぎるだろうかという懸念と、ISO感度を上げる必要があることから(つまりノイズへの懸念から)、F7.1という数値に収まる。1段と2/3の上げだ。

通常レンズの解像力のピークを引き出すには開放F値から2段絞れば良いとされているが、しかしF7.1でも十分綺麗に映る。

価格にして10万円。キヤノンのLレンズ(Luxury:高級)にしては安い方の部類に入る。カメラという趣味に足を踏み込むと、所謂レンズ沼にズブズブとハマっていき、金銭感覚がおかしくなるから、10万円が安く思えてしまう。

ズームレンズなので広角から中望遠までの絵作りが出来るのも良い。何より単焦点レンズよりも撮影が楽になる。特にスタジオで撮っていると、単焦点レンズよりはズームレンズを使いたくなるのは、脚立に登ったり降りたりして撮る煩雑さを少しでも軽減したいからだろう。脚立を使用中に構図を広げたり狭めたりするために前後に移動するのは結構煩わしい。それに広く撮りたいと思ってもスタジオの広さは限られており、これ以上距離を取るわけにはいかないシーンもある。そういうときに広角側にパッと変更できるレンズは重宝するし、被写体を引き寄せて大きく撮りたいと思った時に瞬時に中望遠に変えられるのは、インスピレーションを時差なくそのまま写真に落とし込めるというクリエイティヴ面でのメリットもある。

ポートレート撮影では背景を思い切り暈かすことが多い。ポートレートと言えば女性、女性のポートレートと言えば街中や公園などで自然光で撮る傾向が強いので、背景整理のために暈かして撮ると良い写真になる。

しかしコスプレ撮影の場合は野外の他にスタジオで撮ることも多い。スタジオで撮る時は背景を暈かして撮るよりも背景もクッキリとさせて撮った方が良い写真に仕上がりやすい。そのデメリットとしては人気のあるスタジオだと撮った場所がわかりやすかったりするので先入観の目で写真を見られがちになる点だ。その回避策として思い切り背景を暈かして、「○○(スタジオ名)で撮った写真じゃないみたい!」という賞賛を頂くことになる。

だがスタジオで背景を暈かすとやはり写真全体が解像感に乏しくなりがちなので、シャープに撮ることをまず前提とする。即ちF値を上げて撮る。そこでCanon EF24-70mm F4L IS USMのような高級ズームレンズが重宝する。絞って撮れば画質は良いし、広角から中望遠までのズーム機能を備えている。これ1本あればスタジオ撮影では事足りる。※ただしAPS-C機につけた場合はフルサイズ換算で約35-105mmの画角(写る広さの範囲)になる。

もう1本、Canon EF24-70mm F2.8L Ⅱ USMのようなレンズもある。こちらは開放F値がF2.8なので背景を良く暈かした撮影も出来るから、野外とスタジオ両方で重宝する。明るく撮れるのでスタジオの暗い場所でも、開放F4のレンズと比べれば1段分(2倍)の明るさがあり撮りやすい。

しかし値段は実売価格で17万円する。10万円のレンズを選ぶか、17万円のレンズを選ぶか、お財布と相談することになるが、スタジオでのコスプレ撮影を考えているのなら、Canon EF24-70mm F4L IS USMで十分事足りるだろう。