Lippsというアイドルユニットのコスプレ撮影。名前にlipが入っているのでリップを用いての撮影となった。こういう撮影は高まる。女性の美しさを象徴する口紅を用いての撮影だ。
まずは5人揃っての撮影。F8・シャッタースピード1/250秒・ISO感度320。焦点距離は62mm。使用レンズはCanon EF24-70mm F4L IS USM。
F11でもいいがF8で。全身も衣装も余すところなくシャープに映った解像感たっぷりの描写になる。 ISO感度は320。F11で撮るという事は、1段明るさが下がるので、つまり明るさが1/2になるので、ISO感度を640に設定する必要がある。やや高いかなと感じた。出来上がった写真も明るさを半分上げているので、妥協点を探った。美しい人たちをより美しく写したいと思えばそのような選択になるし、F値を上げすぎて余りカリカリに写すのもどうかなと思った。F8からF11でどれくらい描写が変わるかは実験していないので分からないが。しかしキヤノン製レンズの解像力のピークを探る本はあったので、気になる方はそちらを参照して頂ければと思う。
焦点距離62mm。やや中望遠寄り。50mmよりも70mm、85mm、100mmのような焦点距離で撮った方がより真っ直ぐに写るだろうか。単に脚立に乗ったままいろんな画角で撮れるから楽だという理由でズームレンズにして、40mmだったり70mmだったりで撮った写真もこの日はあった。1度脚立に登ると、降りて距離を取るのが面倒だから、脚立に登って集合写真を撮る時は単焦点レンズよりもズームレンズを好む。
5人の集合写真という事で全員に申し分なくピントが合っている。横一列に並んでいるので浅い被写界深度でもピントは合うが、コスプレイヤーも衣装もすべてクッキリとピントが合っているように写したい。
ピンショットを撮る時のF値はどれがよいか
お次はピンショット。F7.1で最初撮っていったが、F1.4に変え、F4に落ち着いた。どれが良いかレイヤーさんに聴きながらカメラの設定を詰めていった。
焦点距離85mmでのF7.1。全身シャープに写る。モデルの手前から奥まで、ウィッグも衣装も暈けずに隙がない。File.4994
F1.4。前髪の房の後ろの髪からなだらかに暈けていく。背景の黒は良く暈けている。衣装は肩や腕が暈けるが、手にしているリップは暈けていない。顔はピントを合わせていない右半分が結構暈けていく。File.4998
F4。髪は前髪の房の後ろから暈けている点は余り変わらない。固めの方がやや暈けているが、縮小表示ではそれほど気にならない。肩や襟の模様はやや暈けている。しかし顔は解像感豊かに描写されている。背景の黒のカーテンは程よく暈けている。File.5004
ということで真ん中を取ってF4で撮影していった。皆さん可愛かったです。またこんな撮影機会があるといいな。