昔に撮った花火の写真を見ていると、一つ一つの花火は綺麗に撮れているのだけれど、どこか寂しい。画面いっぱいに花火が上がっている写真だったら良かったのになぁと思ったことはないだろうか。
まだ一眼レフデジカメを始めた頃は、スキルも最低限のカメラの設定が精一杯で、画面いっぱいに花火が上がっている写真を撮る事がなかなか出来なかった。
長時間露光でたくさんの花火を写すことは可能だが、まだそのスキルを身につけていない過去に撮影した花火の写真は、当然ながらタイムマシンで過去にさかのぼって撮り直すことは出来ない。
それに花火のプログラムは複雑で様々な種類がある。スターマインのように矢継ぎ早に上がり、流れも速いと、たくさんの花火が写っている写真を自分の思い通りに撮るのは難しい。
そこで、花火がたくさん写っている写真に仕上げる手っ取り早い方法がある。冒頭の写真はその方法を用いて、花火がたくさん写っているようにPhotoshopで加工した。単発の花火でもこの方法を用いれば、煌びやかで豪華な花火写真に仕上げることが出来る。Photoshopを使って過去に撮影した花火の写真の潜在性を引き出すことが出来る。
今回のプレミアム記事では、現場での撮影で注意すべき点と、フォトショップを用いた花火写真の加工方法を紹介している。
前回の記事ではLightroomでのRAW現像方法を紹介したが、今回はCanonのRAW現像ソフトDPPを使ったRAW現像方法を紹介したい。
また、併せてPhotoshopを使った画像補正の方法や、最近流行のハイダイナミックレンジ風加工のやり方も掲載している。(プレミアム記事:全文2,227文字)