5月13日のラストランの前にもう一度走っているエヴァ新幹線500系を撮っておきたいと、再び新神戸駅の地に降り立った。降り立ったと言っても近所なので気軽に行けるのだけれど。
着いたのは新大阪行きが来る5分前のギリギリ。市営地下鉄三宮駅で、進行方向が逆のホームに降り立ってしまい1本電車を逃した。新神戸行きは地下1階、西行きは地下2階。
リュックの中でセッティングはすべて終わっていたので、リュックから取り出すだけ。今回は福岡方面に向かう南側のホームに立った。
平日金曜とはいえ、前回よりもエヴァ新幹線目当ての撮影者は多い。8人くらいだろうか。
早速やって来たエヴァ新幹線。トンネルから抜け出たところを狙う。
使用レンズはCanon EF400mm F5.6L USM。それでも遠くから狙うと大きくは撮れないのでトリミング。
カメラの設定はF5.6、シャッタースピード1/1000秒、ISO感度200。前回の撮影時と同じ設定にした。自分のブログで確認してカメラを設定。このブログは備忘録を兼ねている。というかほぼ備忘録だ。撮影したことを書き留めておかないと忘れてしまう。こういうときに自分で書いたブログが大いに役に立つ。
ホームに入ると上記の設定では全く暗くなってしまう。とはいってもISO200だし、RAWモードで撮影して後からパソコンの現像ソフトで露光量を上げればなんとかなるかと思ったが、なんともならなかった。先端が真っ暗。おそらく黒潰れているのだろう。ヒストグラムで見ると、編集前は0だったが、明るさを3段上げた編集後は3つとも1桁の数値になっていた。かろうじて回復している。
日の当たっている箇所とホームの屋根で暗くなっている箇所の明暗差が激しいので、どちらかに露出を合わせると、どちらかの描写が潰れそうではある。
次のエヴァ新幹線まで50分ほど時間があるので、白い新幹線を撮っていく。欧米の外国人観光客の集団がゾロゾロとやってきて、珍しそうに新幹線の写真を撮っていく。
対角線構図を駆使してもうちょっと車両を長く撮りたいものだが、やはり撮影場所やレンズによって撮れる絵が変わってくるのか。緩やかなカーブを描く線路とホームとの位置の兼ね合いが大切なのかもしれない。
11時43分、福岡行きのエヴァ新幹線がやって来た。トンネルから距離を取って超望遠で狙う。
ケアレスミスで、ホーム撮影時のISO感度のままにしていたため白飛びしてしまった。一回しかチャンスがないので致命的だったが、F値を6.3と少し上げていたことも幸いしたのか、RAW現像時に明るさを二段以上下げたら回復した。色味も問題ない。
ちなみに縦撮影トリミング構図。縦で撮るか横で撮るか構図に迷うところだ。縦で撮れば線路の長さも強調されるから良いかなと思ったが、400mmで撮影してもインパクトが足りないのでトリミングすることになる。だからどちらで撮っても違わない。パノラマ風の構図の方が使用頻度が高いから横撮影が一番良いだろうか。
JR新神戸駅で新幹線を撮るときに試してみたい4つの撮影タイミング
新神戸駅で新幹線を撮る場合には、3つ試してみたいことがある。1つはトンネルを出た直後の新幹線。
もう一つはホームに停車しているときの新幹線。
ホームに停まっているエヴァ新幹線の車体を撮る場合は、ISO感度だけ1600まで上げなければ暗めの写真になってしまう。この切替がパパッと出来れば上出来だろう。やはり現場に何度も足を運んで鍛練を重ねていかなければ身につかない。ただ車体の先端だけ日に当たっている場合は、どちらに露出を合わせるか迷うところだ。ISO感度の設定をパパッと変えて停車している短い時間の間に両方撮るしかないだろう。気のせいかこの日は少しだけ停車時間が長かったように思う。
後の1つはトンネル内にいる新幹線だ。最後のトンネル内は試してみたが暗すぎて撮れなかった。シャッタースピード1/500秒、F値5.6、ISO感度3200。RAW現像で三段明るさを上げてみたが、ヘッドライト以外は真っ暗。
トンネルを出るか出ないかの直前も撮影してみた。
暗かったので、パソコンの後処理でそれぞれ明るさを3段、2段以上上げている。
最後は去って行くエヴァ新幹線を撮影。また日の当たるところに出るので、ISO感度を200に戻す。
そういえば上りと下りの新幹線がすれ違うシーンも撮れる。
どのジャンルでも同じ事が言えるが、一度撮るだけは満足できないし、やはり写真の構図やカメラの設定など諸々の撮影スキルを向上させようと思えば、何度も足繁く通い鍛練を積むしかない。というわけで本日最後にもう一度エヴァ新幹線を撮りに行こうと思う。