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ローズガーデンでコスプレ撮影! 〜背景の薔薇をいかに生かして撮るか〜

薔薇の背景をいかに生かして撮るか。
薔薇の背景をいかに生かして撮るか。

初めて撮る場所で、それも薔薇が綺麗に咲いている場所でポートレートやコスプレを撮るときの流れなどを紹介していきたい。カメラマンがどういうことを考えて撮っているかなぞって頂ければと思う。

さてどう撮るか。やはり初めての場所は迷うもので、それも背景に綺麗な薔薇が咲いているとなると、この薔薇をどう生かしつつ二人を可愛く撮っていくかというのが課題となる。

とりあえず背景の薔薇をクッキリ写そうと、F8の設定で撮っていく。とても天気の良い日で、背景を暈かして撮ると薔薇が白飛びしてしまったので、絞って撮った。縦横斜め広角など色々変えて撮っていく。

42mm | F8 | 1/100s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
42mm | F8 | 1/100s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

ひとしきり撮ったら、今度は背景に凝ってみたくなるもので、さっと見渡すとちょうど薔薇が窓枠のように咲いていて真ん中がぽっかりと空いている空間があったので、そこに入って貰った。

70mm | F8 | 1/100s | ISO 250 | 高輝度側・階調優先
70mm | F8 | 1/100s | ISO 250 | 高輝度側・階調優先

そうして今度は85mmのレンズを使ってF1.4の開放で、モデル以外は思いっきり暈かして幻想的に撮ってみようと試みた。まずは銀レフを当ててみたのだが、やはり眩しいし明るすぎて周囲の薔薇との明るさのバランスがおかしくなるという事で、白レフに変えて撮っていった。やはりしろレフの方が自然体だ。

85mm | F2.2 | 1/400s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
85mm | F2.2 | 1/400s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

さてお次はピンショット。F1.4で撮っていくが、あまりにも開放過ぎるとややアップ目で撮ったときに目以外はぼけてしまうのと、ピント合わせが難しい、歩留まりが悪くなる可能性もあるので、今までの経験からF2.2まで絞って解像感を上げて撮る事にした。背景の薔薇もほどよくボケているし、コスプレイヤーの顔もクリアに写っているので良い。

85mm | F2.2 | 1/1000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
85mm | F2.2 | 1/1000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

実際F1.4でしかも逆光での撮影になると、ピントが合わせづらくなる。マニュアルフォーカスのみのレンズでピントが合っていない写真を撮らないようにするためには、少し時間をかけて何度か確認してから撮るか、中望遠85mmのレンズでF2.2まで絞り込んで、モデルにピントはきっちりと合いつつ、背景をほどよく暈かして撮るのが良い。

ピンショット撮影が終わって、再びツーショット。今度は長い薔薇のトンネルに入って貰って撮影。F1.4で回りを暈かして撮るが、逆光撮影でやはり薔薇が白飛びしがちになるので、やや暗めに撮って、モデルの顔の暗さはコスプレイヤーさんのレタッチ力にお任せ。銀レフで明るく持ち上げようとしたが、やはり不自然さが残るので、レフなし、もしくは白レフを地面に置いて撮影した。

85mm | F1.4 | 1/1000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
85mm | F1.4 | 1/1000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

その次はまた場所を変えて一人にしゃがんで貰ってツーショット。F1.4は二人にピントを合わせるのが難しいから、F1.8まで絞る。後はピントが二人に合うようモデルに移動して貰う。

55mm | F1.8 | 1/2000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
55mm | F1.8 | 1/2000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

再び薔薇のトンネルに戻って撮っていく。可愛い女の子と綺麗な背景があると撮っていて飽きない。

85mm | F1.4 | 1/1000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
85mm | F1.4 | 1/1000s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

そんな流れで撮っていった。この後はいつも撮り慣れている緑の歩道へ場所を移動して、背景をキラキラにして撮っていった。半順光での撮影になったが、地面に木陰を見つけてそこに入って貰って、顔に適度に影が落ちるようにして撮っていった。この撮り方は雰囲気が出る。

200mm | F3.2 | 1/320s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先
200mm | F3.2 | 1/320s | ISO 200 | 高輝度側・階調優先

また別の場所に移動して、木陰に入って撮影。1着目終了。2着目に着替えて貰った。

だいたいこのような流れで撮っていく。撮った写真が必ずしもベストショットとならないかも知れないが、どのお写真も素敵でどれを使ったら良いのか迷うというお褒めの言葉もよく頂く。そういう写真がたくさん撮れたのなら、撮影者としても嬉しい限りだ。