初めてのスタジオで撮る時の考え方 – 合うレンズ、合わないレンズ

初めてのスタジオでの試行錯誤。

京都バスの高野玉岡町停留所から徒歩1分の所にあるフォトスタジオ京都下鴨茶論。Twitterによく写真が回ってくる内装が凝りに凝ったスタジオで、飾り付けのボリュームが尋常ではなく今流行のインスタ映え写真のようなコスプレ写真が撮れる。季節毎に内装を変えているらしく、四季折々の異なる装いを凝らした写真が回ってくるので飽きが来ない。

初めて行くスタジオなので、どのルートで行くか迷った。場所は京都市の北東。賀茂川と高野川が合流して鴨川となるが、その合流地点であるY字型を形成しているデルタ地帯は鴨川デルタとしてもよく知られている。去年の葵祭の折りには、鴨川デルタの先にある下賀茂神社で走り馬の儀を観覧した。

鴨川を下ると、良くニュースでもやっている鴨川納涼床やカップルらが等間隔を空けて座っている川岸のシーンに出くわす事になる。

鴨川デルタから北東に流れる高野川沿いにバスでスタジオに向かったが、先の方には新緑や紅葉の時期にリフレクション写真が撮れる瑠璃光院があり、更にそのずっと先を行くと三千院で賑わう大原へと誘われる。逆に鴨川を南へ下れば都会的光景が賑やかしい三条京阪や阪急河原町へと出る。

鴨川デルタすぐの京阪出町柳駅から京都バスで向かったのか、それとも阪急河原町駅から同じく京都バスで向かったのか失念してしまった。どちらからでも行けるが、神戸から向かうとして乗り換え回数や運賃から考えると、阪急電車を使った方が利便性の面では軍配が上がる。

高野玉岡駅を降りると川沿いは桜並木となっており、向かいには京都市障害者スポーツセンターの建物がある。道路を渡って右手側に少し行くと路地が伸びており、1分ほど歩くと昔ながらの長屋が左手にあり、建物とは対蹠的な輝きを帯びた真新しいのれんが掛かっていた。

中に入ると昔の古い家だが、椿の咲く庭が囲ってあり二階にあるガラスなどもハイカラで、今はともかくも建った頃は最先端の流行を取り入れた住宅だった事が窺われる。

1階は着替えの居間に、その隣の部屋が撮影スペースとなっている。二階にも2部屋分の撮影スペースが用意されており、この日はそれぞれ白い花と中華風の飾り付けがされていた。

今回の記事では京都下鴨茶論で撮影したコスプレ写真の話を、特に方向性を決めずにつらつらと書き連ねていきたい。何かしらの答えが出てきたらタイトルをも自ずと決まるだろう。(全文:3,300字)

今回の撮影で使用したレンズ