晩夏に古民家スタジオで水着ポトレと花火撮影 – スタジオ浮世

大きなスイカを使って撮影した。

泉北高速鉄道の泉ヶ丘駅を降りると周囲に目に付くのは古い団地群だ。緩やかな丘陵にたくさんの団地があたかも神の指先により配置されたドミノのように規則正しく建ち並んでいる。久しぶりに駅の改札を抜けようとすると、前来たときとは異なり目に飛び込んでくる光景が眩しい。構内が改装されたのかピカピカの綺麗な店が鈍い光を反射しながら両側に並んでいる。

改札を抜けて右手に曲がり、遊歩道を渡って先を進むといつの間にか地上にいる錯覚に囚われ、開けた空の下にバスターミナルとロータリーが見える。更に右に曲がり、レイヤーさん達と送迎の車がやってくるのを待つ。

電話してから10分ほどでスタジオ浮世のご主人が運転する車がロータリーに寄せた。気さくな方で親切にもレイヤーさん達のカートを後部トランクに運んでくれる。そこから更に車で10分ほどでスタジオに着くが、その道中の左側に先ほど述べたような団地群が車窓に流れる。

この辺りは田舎だったそうだが、田舎と言われてもピンとこない。高度経済成長期に丘陵を切り崩してニュータウンを建設した。それまでは周りは田んぼだらけで、電車の駅もなく、難波に出るのにもバスを乗り継いで一苦労だったそうだ。団地群を抜けると瀟洒な戸建ての家々が目に付くようになる。