光にこだわりすぎることで生じるデメリット

本物の光の差し方にこだわることを良しとすべきか。

前回の記事では光のこだわりについて解説した。今回の記事では本物志向で光にこだわりすぎると足下を掬われることがある点について、即ちデメリットについて解説していきたい。

写真撮影で失敗はつきものである。しかし「失敗は成功の母」という格言の通り、失敗することで次の撮影に向けて改善点を見いだせるのだから、失敗は決して無駄ではない。問題は失敗したことに気づかずに改善することを忘れて次の撮影に挑むことだ。撮影の後の1人反省会は常に必要である。それにしてもコスプレ撮影に限らず、撮影に行けば書くことは無尽蔵に出てくる。常に新しい撮り方の発見の連続だ。

今回の撮影場所はスタジオ浮世。使われなくなった古民家を再利用したスタジオなので、撮影時も本物志向になりやすい。しかしあまり本物志向に埋没すると、思わぬところで失敗するという話を披露していきたい。

失敗失敗と言っているが、あの天才的な頭脳を持った名探偵シャーロック・ホームズですら、60編ある冒険譚の中で半分くらいは何かしら失敗している。だから失敗を恥じる必要はない。