WindowsからMacに乗り換えで、Adobe Creative Suite Master Collection CS6のパッケージ版はMac版に変更できる?

Windowsのパッケージ版はMacでも使えるのか。プラットフォーム変更の方法は?
Windowsのパッケージ版はMacでも使えるのか。プラットフォーム変更の方法は?

パソコンをWindowsからMacに買い換えることになった。iPhone、iPadと使ってきて、WindowsよりもMacを使いたい熱がどうしても抑えられなかったのだ。

もうウン十年とWindows一筋だった。時にはMacがあからさまにWindowsをディスるアメリカ流の宣伝方法に嫌悪感すら抱いた時期があったが、最近は日本人の好む広告テイストになり、iPhoneやiPadの洗練された外観や操作性に惚れ込んで、次に買い換えるパソコンはWindowsにするかMacにするか右往左往していた。

OSを変更する際に最大の懸念となるのが、今まで購入してきたソフト(アプリケーション)が使えなくなる点だ。最近ではアドビクリエイティブクラウドのようなクラウド形式のアプリが増えてきたので、WindowsとMac両方使えるが、パッケージ版のソフトウェアはWindows版とMac版が物理的にはっきり分かれているから、マックに乗り換えてしまうと使えなくなってしまう。

筆者の使用しているソフトウェアで重要なのは、Adobe Creative Suite Master Collection CS6。かれこれCS2→CS4→CS6と乗り換えてきた。数十万円つぎ込んでいることになるが、これがマックに乗り換えて使えなくなると痛手が大きい。

クリエイティブクラウドが用意されているが、月4,980円ですべてのアプリが使えるものの、頻繁に使うのはフォトショップぐらいで、後のアプリはたまに使う程度なので、額が大きい。更新費がかからないCS6でも十分用事は済ませられるので、継続して使っていきたい。

次に大切なソフトはジャストシステムの日本語変換ソフトATOKとワープロソフト一太郎。一太郎の方はほとんど使っていないが、あると安心。

そもそも一太郎はMac版が販売されていない。Windows版のATOKはMacでは使えないみたいだ。ジャストシステムから、WindowsとMacの両方に対応したソフトが発売されているから、両方のプラットフォームで使いたい場合は、この製品を買ってねということだろう。

他には各種RAW現像ソフトだが、これはWindowsとMac両方のバージョンが用意されているので、問題なかった。DxO OpticsPro 11 Eliteと関連ソフトウェアも両方のバージョンが用意されている。CanonのDigitalPhotoProfessionalもwin版とMac版の両方が用意されている。

他に何かアプリを使っていたか探してみたが、めぼしいものはない。どれもダウンロード版なので、双方のOSに対応している。

Adobe Creative Suite Master Collection CS6のプラットフォームをWindowsからMacに変更できた!

一番のネックとなるAdobe Creative Suite Master Collection CS6。果たしてWindows版からMac版に変更できるのか。検索してみると、アドビの公式ホームページに次のようなページを見つけた。

https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/exchange-product-language-os.html

どうやらWindows版からMac版へのプラットフォームの変更は可能なようだ。変更は全部で5回まで。そこでカスタマーサービスに電話してみることに。

局番0570はナビダイヤルなので、電話料金が高い。

光電話からアドビのカスタマーサービスの番号にかけてみたが、ナビダイヤルで22秒で10円かかるという女性の案内する声が流れた。1分30円、10分300円。そこそこ高い。

音声案内に従ってプッシュボタンを押していったら、電話での案内はすべてオンラインチャットに移行したとのことで、電話が切れた。何だそりゃ。はじめからチャットの方を選んでおけば良かった。

ということで、仕切り直し。チャットを選んで、問い合わせ内容を簡潔に記入して、送信。しばらくすると返信があった。

必要事項は今まで購入してきたバージョンのシリアル番号だけだった。アカウントに登録されているシリアル番号の数字をコピペして伝えると数日後にメールでMac版のシリアル番号を送ってくれるという。やりとりは10分程度で終わった。

プラットフォームの変更が完了すると、今まで使っていたWindows版のソフトは使えないという。ソフトはアドビのサイトからダウンロードすることになる。

https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/cs6-product-downloads.html

ネックとなっていたAdobe Creative Suite Master Collection CS6のプラットフォームの交換も無事完了した。翌日にはメールで変更完了の通知が来た。速い。神対応。ありがとうAdobe!これで快適な環境でiMacを使い倒すことができる。