新しく購入したライティング機材、ラウンドフラッシュリングを使ってきた。これで2度目。前回はパリピ風の撮影だったが、今回は赤い布地の近未来的な丸いカプセル状の椅子に座っての撮影で使った。
正面からのストロボ光になるので、顔の影はすべて飛ぶ。しかしストロボ光を直接当てたような硬いイメージはしない。柔らかい光のイメージに仕上がっている。(2018/09/28 File.6332)
同じ構図でワイヤレスにして、いつものようにストロボ3灯でも光らせてみた。こちらはラウンドフラッシュリングを使って正面から撮った写真よりも柔らかい光のイメージに仕上がっていた。やはり正面から当てるよりは両サイドから3灯使って光を当てた方がより自然なイメージに仕上がる。ラウンドフラッシュリングを使うと被写体に寄ることになるから、ストロボ光のイメージが強く出てくる。しかしその効果のおかげで、スキャンダラスでハプニング風のイメージで仕上げることが出来る。(File.6477)
かたや焦点距離37mm、かたや70mmだが構図は大体同じ。要はストロボと被写体の距離が、被写体の質感を決める。
全身白の衣装の子でも撮影してみた。衣装が白なのでインパクトに欠けるなと撮影時には感じていたが、パソコンの大きい画面で見ると、そのような懸念は払拭された。肌は綺麗に写っているし、キャッチライトも良い感じに入っている。
F値は7.1に設定。カリカリに撮った方がインパクトが強い写真に仕上がるかなと思ったからだ。しかし明るさが足りないことに気づいた。ISO感度は200だったり320だったり。そこでF5.6に変えた。(File.6353)開放F値が4のズームレンズだから、解像感は余り出ないかなと思ったが、余り解像力を出し過ぎると肌の質感が出過ぎるしアップ目の写真でそれは余り良くないので、程よいところだろう。
カメラと被写体との距離が変わると、明るさもそのまま変わってしまうので、一つどころに動かずにズームレンズで構図を変えて撮影した方が明るさは一定する。ストロボの光量はマニュアルで決めている。自動調光も使えば良かったかも知れないが、どうも明るさが安定しないし使い慣れていないので手間取る。
やはり広角側にズームリングを回すと、ラウンドフラッシュリングの黒の布地が写り込みやすい。黒の映り込みをPhotoshopで消しづらいようなシーンなら、焦点距離を35m以上にして縦横の構図で撮っていくのがベターだろう。