iMacを立ち上げたら、はてなマークのフォルダが点滅した時の対処法 – MacOS復元とバックアップ関連のApple公式サイトリンク集

iMacを起動しようとしたら突然現れた?フォルダ。実際に再起動に成功した方法を紹介。
iMacを起動しようとしたら突然現れた?フォルダ。実際に再起動に成功した方法を紹介。

朝方4時に目が覚め、以前台風で中止になったハコアムのコスプレ撮影の仕切り直し日が決まったことを思い出し、忘れないうちにチケットを予約しておこうとiMacを立ち上げようとしたら、黒い画面に「はてな」マークのフォルダが出てきて、点滅する状態が続いた。

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これは嫌な予感。iPhoneでググってみたら、Appleの公式ホームページが出てきて、はてなマークのフォルダが出てきた時の対処方法の手順が書いてある。

なんでもMacのシステムソフトウェアが見つからない状態だという。

Mac の起動時に「?」マークが点滅表示される場合 (Apple公式サイト)

そこでアップル公式サイトに記載されている手順通りに、電源ボタンを長押しして一度iMacの電源を落としてから、再び電源ボタンを押してiMac起動後に、Command+Rキーを何度か押してみた。ところがはてなマークフォルダの点滅が続いたまま画面は変わらない。

そこでもう一度iPhoneでググって他の個人ブログの記事を参照してみたら、電源入力後にCommand+Rを押し続ける必要があるという。

指でずーっと二つのキーを同時に押し続ける必要があるという事だ。これはまた力の要る作業。

Windows機の場合:セーフモードやOSの初期化、BIOS画面を出すキー操作

Windows機のF2キーだったか、F11キーだったか、BIOS画面を出す時と同じ様なキーの操作をする必要があるという事か。何かトラブルが生じた際にセーフモードで立ち上げたい時はF8だと出てきた。ちなみにOS初期化と再インストールはF11とググったら出てきた。NEC製のWindows機の場合は、BIOS・F2、セーフモード・F8、初期化・F11。あれは長押しだったか、緩い連打だったか、もう1年以上Windows機を使っていないので忘れてしまった。記憶とは当てにならないものだ。自分でも参照できるよう備忘録として記事にしておくべきだった。ググったらWindows機でBIOS画面を出す時はパソコン電源入力後にF2を数回押すと書いてある。

?フォルダが点滅し続ける場合の対処法とショートカットキー

電源入力時はBluetoothが効いていない状態だろうから、キーボードとiMacをUSBコードで繋ぐ。念のため電源を入れる前にCommand+Rキーを押し続ける。

するといつものアップルマークと起動中ゲージ(プログレスバー)が表示されて半分以上バーの状態が進んでから、一度画面が灰色になり、再びプログレスバーの画面に戻り、ディスクユーティリティー画面が表示された。ここまで来るとホッと一安心。前に使っていたWindows機みたいにハードディスクが壊れて起動しないわけではなかった。

そこでアップルの公式サイト通りに、画面左端のアップルマークを押して、メニューから起動ディスクを選択実行し、出てきた画面の指示に従い再起動を実行した。ハードディスクは認識されているようなので、物理的破損は免れているようだ。

起動ディスクを選択して、右下の再起動ボタンを押し実行。
起動ディスクを選択して、右下の再起動ボタンを押し実行。

起動ディスクを再起動しても、?フォルダが出た場合の解決方法

ところが、また再び「はてなマーク」フォルダの点滅画面に戻った。これは起動ディスクのファイルが壊れているという事か?

もう一度アップル公式サイトをググって調べてみると、上記のような状態に陥った場合の手順は書かれていない。ググって出てきた他の個人サイトも3つほど参照してみたが、やはりアップル公式サイトと似たような通り一辺倒な記事内容だったり、はてなマークの点滅が少し続いてから起動が進んだ場合の記事だったりで参考にならず、万事休す。

ひょっとしたらiMacの背面にあるメモリが認識されていないせいかもしれない。メモリが認識されないと、パソコンが起動すらしない。しかし一応ディスクユーティリティ画面までは表示されたのだから、メモリが認識されていない可能性は低い。

そこでもう一度同じ手順を踏んで、ディスクユーティリティ画面を表示させた。ググって出てきたアップル公式サイトの「起動ディスクが表示されない場合」を参照して、First Aidを実行しハードディスクのエラーチェックしてみることにした。

起動ディスクは表示されているので、このやり方が効くかどうかは分からないが、ハードディスクを初期化するよりは無難なので、試みることにする。

First Aidでエラーチェックを試みる

OS X BASE SYSTEMと表記されているハードディスクの部分の修復を試みる。しかしこれはものの1秒で終わった。詳細を確認してみたが、特に問題はないみたいだ。ハードディスクの容量を調べてみると、なんだか2GBと少ない。OS関連ファイルが格納されているパーティションだけ表記されているという事だろうか。

ディスクユーティリティのエラーチェックと修復画面。
ディスクユーティリティのエラーチェックと修復画面。

これだと心許ないので、左サイドに表示されている「Macintosh HD」を選んで同じくFirst Aidを試みた。こちらはプログレスバーが当初からなかなか進まず、5分ほどかかった。こちらのハードディスクの容量は、不具合が生じる前と同じ容量の数値が表記されていた。これを見てやはりハードディスクにはデータが残っていると一安心。しかしまだ不安は完全には拭えていない。まだバックアップを取っていない可愛いレイヤーさん達の撮影データが2件分、中に取り残されているのだ。

再びアップルマークから再起動を実行。すると今度はいつもの大きなアップルマークとプログレスバーが表示されて、パソコンを再起動した時と同じやや長い待ち時間が続いた後で、ユーザーアイコンとパソコンのパスワードを入力する画面が表示された。

無事再起動した。
いつものプログレスバー画面。この後、パスワード入力画面が表示され、無事再起動した。

パスワードを入力してエンターキーを押すと無事起動。ファイルも問題なかった。スリープ前に起動中だったアプリが画面上に再現された。

万が一の事が起こった場合の対策を怠らない!

というわけで無事iMacを再起動できた。やはりデータのバックアップはこういった万が一の場合を想定して、即日実行しておくべきだと痛感した。

今回解決過程で気になったのは、Command+Rキー実行後に、公式サイト記載にあるようなWi-Fiの設定が出てこなかった点。また表示されたディスクユーティリティ画面からMacOSを再インストールを実行しようとしたら、その環境にないと表示されて、実行できなかった点の二つ(画面を撮影しておけば良かった)。故に、OSの再インストールは実行できずにFirst Aidを実行して再起動したが、結果災い転じて福となった。

実はこの記事を書き綴っている本日、コスプレ撮影の予定が入っており、データをRAW現像したりお渡しする必要があったので、このままパソコンが使えない状態だと、どうデータを現像してお渡ししようかと焦ってしまった。2世代前のWindowsノート機がまだ残っていたからそちらで出来ないこともないが、古い機種なのでやや遅いし、画面の色が正しく出るかどうか。キーボードなど使い勝手の悪さもあるだろう。それにRetinaディスプレイに一度慣れてしまうと、過去のWindows機のディスプレイには戻れない。画像の表示が荒いと感じてしまう。

AppleCareに加入しているので無償で修理して貰えない事はないが、修理に出すとなると帰ってくるまでに時間がかかるから面倒だ。やはりアップルのノートの予備機を購入しておくべきか。このiMacも購入からまだ一年ちょっとしか経っていないが、結構満身創痍なので、いずれ修理に出す必要があるだろう。前に使っていたディスプレイ一体型Windowsデスクトップパソコンは6年持ったが、このiMacは同じ使用頻度で4年がせいぜいだろうかと、今回のトラブルに見舞われて痛感せずにはいられなかった。

重要ファイルは写真くらいだ。その他のファイルはiCloudに収まっているので問題ない。最近はクラウドサービスが充実しているので、重要なデータはすべてクラウドに収まっているから、バックアップは写真を除けば個人的なファイルで容量も取らずに楽に行える。趣味としての写真データはしっかりと即日でバックアップを取っていきたい所存。

?マークフォルダが表示された原因を考察する

今回のトラブルが発生する前のiMacの状態を書き記しておく。

  • 4,5個のアプリを立ち上げた状態のままでスリープ状態に移行した。
  • OSをMojaveにアップグレードして1週間ばかり経った。
  • iMacを中継基地として外付けハードディスク同士で約3TBの写真ファイルのバックアップを取った。
  • ローカルのハードディスク使用容量が3TB近かったので、写真ファイルを300GB程削除した。

Mojaveが一番の原因のような気がする。次にハードディスクの容量をいっぱいいっぱい使っていた点。ハードディスクが満杯状態だと、動作が鈍くなったり色々不具合が生じやすい。検索した情報に寄ると、スリープ状態に移行した時の不具合も度々あるらしい。

First Aid実行後の再起動で対処できなかった場合の解決方法

今回は無事にOSを再起動できたが、起動ディスクが認識されずに出来ない場合もある。TimeMachineを使って、外付けハードディスクにiMacのデータをまるごとバックアップする方法もあるので悲観するのは時期尚早だろう。詳細はアップル公式サイトを参照して頂きたい。

起動ディスクの再インストール方法概要

iMacの起動ディスクが表示されない → MacOSの再インストール

起動ディスクが修復されない → 起動ディスクの再フォーマット必要(ハードディスクのデータすべて消失)→ バックアップを取る。MacOS 復元を用いて、外付けハードディスクにMacOSをインストール(外付けハードディスクに格納されていた元データはすべて消去される)→ (個人ファイルもTimeMachineで外付けハードディスクにバックアップ取る必要あり?) → MacOS 復元を使い、iMac内蔵の起動ディスクを消去して、外付けハードディスクからMacOSを再インストール。

macOS 復元から macOS を再インストールする方法 (Apple公式サイト)

Time Machine で Mac をバックアップまたは復元する方法 (Apple公式サイト)

macOS 復元について (Apple公式サイト)

ハードディスクが物理的に壊れた場合

iMacのどこかのパーツ自体が物理的に破損しているのなら、アップルに修理に出すしかない。

TimeMachineでバックアップを取る際の、外付けハードディスクのフォーマット形式の注意点

TimeMachineで外付けハードディスクにバックアップすることも頭を掠めたが、数日前に更新した外付けハードディスクのフォーマット形式に関する記事で、Macのパソコンではバックアップが取れないフォーマット形式があることを思い出した。

新規の外付けハードディスクでフォーマット関連のインストールが出来るかどうかの懸念が生じ、どの外付けハードディスクを買えばMacでもタイムマシンで問題なくバックアップが取れるか検討する必要があったので、バックアップの選択は最悪の状態に陥った場合に実行するとして、いったん選択肢から除外した。

NTFS形式のフォーマットでもiMacで使えるようにする方法 – 外付けハードディスクのフォーマット形式の違い

やはり自分の身に起こった記事というのはきちんと残しておくべきである。何らかのトラブルに見舞われた際には過去の知識のストックが問題解決の糸口を見つける際に様々な形で役に立つ。今回はインターネットでググって(検索して)、公式サイトや他の個人サイトを参照にしながら、実際に起こったトラブルを解決していく過程を記事にした。同じ症状に見舞われた方々の助け船になることを願い、覚え書きを記事としてここに公開したい。