NHKのニュースを見ていたら、京都で五山の送り火をやるという。昨日の大型台風のせいで中止になるという誤報が出回っていたが、ニュースをきっかけに行ってみることにした。
五山の送り火は京都の代名詞とも言えるくらい有名で、京都を示すイラストにも山に赤く燃える大の字が使われているほどだが、果たしてどこで撮れば良いのかという疑問が湧く。Twitterなどで写真を検索してみると、皆人混みの中で撮影している。
五山と言うくらいだから5つの山で5つの文字が送り火が行われるのかと思っていたが、これも検索してみると6つの文字や絵があることが分かった。最近のニュースでは「い」の字の送り火の跡も見つかったとあるから、将来的に七つの文字や絵で送り火が行われるかもしれない。
文字は「大文字」・「妙」「法」・「舟形」・「左大文字」・「鳥居型」とある。順序は点火順。東から西へと送り火が点火される。
一番有名な「大文字」は銀閣寺方面の山で、見える場所は賀茂川(鴨川)堤防の丸太町大橋〜御薗橋とあり、もう一つの大文字である左大文字は金閣寺方面で西大路通の西院〜金閣寺とあるが、Twitterや新聞などを見ると、皆嵐山の灯籠流しに集まり、渡月橋から灯籠や左大文字を眺めているようだ。
今回は舟形の送り火を撮りに行くことにした。色々画像を検索してみると、灯籠流しと一緒に撮影している写真を見つけたので、これが撮りたくなったからだ。場所は広沢池。
検索してみたが、広沢池の灯籠流しに関する公式サイトは見つからない。代わりに阪急電車や京都の公式観光サイト、過去のニュース記事が出てくるのみだったので、本当に今年広沢池で灯籠流しが行われるのだろうかという一抹の不安がよぎった。
記事の内容
- 広沢池までの交通費を浮かすための最短経路
- 広沢池の混雑具合
- 灯籠と送り火を絶妙な関係で収める為のベストな撮影スポットと焦点距離
- 最適なカメラの設定
- シャッタースピードの設定による灯籠の写り方の違い
- F値の設定による写り方の違い
- 灯籠流しの広がり方を時系列で写真で紹介
- カメラの設定を記した作例多数
- 帰りの混雑具合
(全文:約11,000字)