桜とコスプレ撮影 〜順光と銀レフ〜

順光になる時の撮り方。
順光になる時の撮り方。

今年は桜が咲くのが遅い。関東では満開とニュースで伝え聞いたが、その頃の関西はまだ2分咲きくらいだった。3月終盤に桜でコスプレ撮影をしてきたが、全般的に二分咲きで尖った枝が冬の装備を解いていなかった。

ピンクの花びらのヨウコウザクラや雪のように白いヤマザクラは満開だったが、一部だけなのでソメイヨシノで全体的に桜を入れて撮ろうとするとどうしても華やかになりづらい。そこで単焦点レンズを使って背景を思いっきりボカしつつモデルをアップ目に撮ることにした。これなら桜が余り咲いていなくても何とかなる。

いつもは野外では逆光で撮ることにしている。顔に影がかからず綺麗に撮れるからだ。ところがいざ良さげな場所を探してみると、どうしても順光になってしまう。正確に言うとやや半順光で斜めから光が射し込む形となる。

そこで太陽が差し込む方向とは反対の方に向いてもらい(カメラから見て左側から差し込んでいるなら右側に)、顔はカメラの方に向けて貰うという形で撮影した。これなら実質真横からの光、サイド光(側光)になる。顔もなんとか影がかからないで済む。後はロールレフの銀レフの方で光を起こしてモデルの顔を明るくした。

側光になるように体と顔を右側に向けて貰った。
側光になるように体と顔を右側に向けて貰った。

通常晴れているときに銀レフを使うと、顔がギラギラしやすくなる。そしてモデルが眩しがり撮影どころではなくなる。この日は太陽に薄い雲がかかっていたせいかそんなにギラギラしなかったが、それでも曇りの時よりは眩しい。それに白レフで撮ってみると少しフンワリとしていてコントラストが弱く色味も薄かった。そこで銀レフにして強めの光を当てコントラストの高い写真にしてみたら、モデルもそちらの写真の方を気に入ってくれた。色味も強く出る。眩しくなりすぎたり、下から当てる場合はお化けライトにならないよう、当てすぎには注意する。レフ板を遠ざけたり角度を変えることで光量を調整する。

  • 半順光の場合は、サイド光(側光)になるように体の向きを変えて貰う。
  • 顔はカメラの方に向いて貰う。
  • 銀レフを使うとコントラストが高くなり彩度も増す。

あとはやはり太陽が出ているときの方がドラマチックな色合いで撮れる。曇りでどうしても彩度が低いようなら、カメラの設定かRAW現像で色の濃さを上げるしかない。もちろん曇りの時は明るくなりやすい銀レフの方を使う。

同じ場所で逆光でも撮ってみた。カメラの設定を明るくする必要があるから背景が飛んで桜が写らないのではないかと思われたが、同程度の明るさで写っていた。

同じ場所で逆光・半逆光になる方角から撮ってみた。
同じ場所で逆光・半逆光になる方角から撮ってみた。

モデルに写真を見せるとこっちもいいと言われたが、なるほど家に帰ってから写真を見ると、桜が淡くボケている表現がとても良い。順光、逆光の両方で試してみるのもアリだ。