55mmと85mm、至近距離での撮影ではどちらが暈けやすいか

至近距離で思いっきり暈けるレンズの焦点距離は?
至近距離で思いっきり暈けるレンズの焦点距離は?

55mmと85mm、モデルの顔をアップで撮りたいときにどちらの方がより大きく暈けるだろうか。

目にピントを合わせて、目以外はフンワリと暈かしたくなった。それも思いっきり暈かしたくなったので、55mmよりも85mmの方が暈けるだろうかと付け替えて撮ってみた。要はモデルの目力に焦点を当てた写真が撮りたかった。F値の設定はF1.4。

家に帰ってデータを確認してみると、55mmの方がやや暈けが強い。55mmのレンズの方が最短撮影距離0.5mに対して85mmは0.8m。55mmの方が寄り近く被写体に寄れるから、より暈けている。85mmで撮影した写真は、被写体が55mmよりもやや小さく撮れている。(file.0261-0262)

55mmは唇まで暈けているが、85mmは唇はクッキリと写っている。やはり引き気味に撮る事になるから、余り暈けなかったのだろう。

ただ最短撮影距離と言ってもモデルとの距離を正確に計って撮ったわけではない。撮影現場でいちいちそんなどうでも良いことを測りながら撮っていたら先に進めない。ピントが合うか合わないかの問題は体感で知れば良い。

85mmは55mmよりも引いて撮らないとピントが合わないから、気持ち引いて撮ったことが顔全体にピントが合っているように撮れたのかもしれない。顔の角度が若干違うという事もあり得る。

寄って撮れば撮るほど暈けやすいから、24mmの広角単焦点レンズも良いかと思ったが、この日は持ってきていなかったし、広角は歪むという難点がある。それらを考慮に入れると、目だけにピントを合わせて思い切り暈かしたいなら55mmが正解か。

結局その後は収まりが良いという事で、85mm単焦点レンズを付けっぱなしにして、ドラム缶に座っているモデルのアップや全身を撮っていった。