コスプレイベントに参加する際は、そのイベントが交流メインなのか、撮影メインなのかという点が気になるときがある。今回太秦映画村で開催された「上洛祭り」は撮影依頼を受けて参戦したので、そのようなコスイベの特色を気にすることなく参加したのだが、Twitterで流れてきたツイートで、どちらなのか気にしているレイヤーさんもいた。
この日撮影したレイヤーさんが、同じ作品のコスプレをしているレイヤーさんを見つけて、勇気を出してお声がけして、急遽併せの集合写真を撮ることとなった。
6人の集合写真を撮ったのだが、撮影技術に於いて幾つかの点で少し気になることがあったので、前後編に分けて振り返っていく。
前編となる今回の記事では、集合写真で全員にピントを合わせる方法について。次の写真を見ると、ピントが合っていないメンバーがいる。
場数を踏んでいる集合写真の撮影でピントを全員に合わせる方法は熟知しているのに、なぜこのようなピントの甘さが生じてしまったのか。焦点距離の違いによる見え方の差異と併せて、撮影時を振り返りながら解説していく。(全文:3,000字)