走っている写真を撮る方法

走っている写真を撮る方法

太秦映画村で開催された『上洛まつり』1日目はとても混雑していた。この日しか夜撮影できないという事もあるのだろう。2日目はどうだったのか。2日目は夜撮影がないから1日目よりも混雑は緩和され、普段の太秦映画村でのコスプレイベントと同程度の緩やかな混雑だったのではないだろうかと考えると、撮りやすさ、人の写り込みを防ぐという点では2日目の方が容易そうだ。

そんな大混雑した1日目に他の無関係な人達を写り込ませないように撮るために四苦八苦したのだが、撮影データを見返してみると本当にあれだけ混雑していたのだろうかと疑問符が付くほどに背景がしんとした写り込みのない写真が撮れた。いかに大混雑の場所でも無関係の人達が写り込まないように撮る方法については別の記事で解説しているのでここでは省く。

今回は躍動感のある写真の撮り方について考察していきたい。

作例は今大人気の『鬼滅の刃』。この3人はかまぼこ組と言われている。このニックネームを聞いたとき、初めどこかの会社のかまぼこ製品の配色と似ているからだろうかと推察していたのだが、嘴伊之助が竈門炭治郎のことを「かまぼこ権八郎」と呼び間違えたことに由来するという。

そのかまぼこ組。アニメ全24話を一気見したが、とても可愛い。特に伊之助がイノシシのかぶり物をしている姿が可愛い。初めの内はシリアスなストーリー展開でやや退屈ではあり、マンガやアニメを薦めてくれた女の子も、最初の2,3巻当たりはあまり面白くないと感想を述べていたが、この3人が出てきて話がギャグパートに突入すると俄然ストーリーが回転しだして面白くなってくる。3人の不即不離の交流がシリアスなバトルを織り交ぜながら描かれていくが、この辺り90年代初頭にNHKで放送された『ふしぎの海のナディア』のストーリー展開とも似ている。あの作品も最初はシリアスなストーリー展開だが、敵とのバトルを一山越えると、登場人物達の交流がユーモラスに描かれていて視聴者の心を鷲掴みにした。