SUPER COMIC CITY 関西 28 コスプレ撮影レポート! – インテックス大阪2号館でのライティング方法を考察する

インテックス大阪2号館でコスプレ写真が最適に撮れるライティング方法を模索する。

夏インテ。数日前の撮影中に「こみトレ行くの?」とレイヤーさんに聞かれて、逡巡を含ませた返事をしたように思う。こみトレだけでなくスーパーコミックシティでもコスプレゾーンが設置されるので、コロナ感染者数が急増する中で行こうか迷っていたが、結局何もすることがなくて暇なので、気分転換も兼ねて南港にあるインテックス大阪に赴いた。

この第三セクター絡みの人工島は思い出深い場所でもある。インテックス大阪で開催される同人誌即売会もそうだが、他にもちょっとした個人的思い出もあり、郷愁を誘う。建物がグングンと聳えていった東京のお台場と比べると未だに空き地らしいところがチラホラあり、20年以上経った今でも寂れた様相を呈している。ニュートラムの車窓から見える高層ビルは旧WTCとMIZUNOのロゴが入った2本のみ。中ふ頭の駅を出るとATCのスペースチックな銀色の塔がチラリと見え、昔はあの塔の中でコスプレを撮っていたのを昨日のことのように思い出す。

視線を海の方に伸ばすと倉庫群で、反対の陸の方は団地が聳えている。中ふ頭駅から伸びる遊歩道をゆるりと進むと、ガラス張りのインテックス大阪のエントランスが見える。コロナ禍前にG20の舞台にもなった場所だ。当時のトランプ大統領と安倍総理、習近平国家主席が狭い会議室でパイプ椅子に座り窮屈そうに並んでいた姿が可笑しかった。夕食会ではトランプ、安部、プーチンが3人並んで談笑している写真もあった。その後三者とも茨の道を歩くことになるとは誰が予想しただろう。

インテックス大阪周辺の景色を見たくて重たい足が動いた。ニュートラムの空気が吸いたかったのだ。郷愁に誘われる場所である。

到着時間と人の入り

到着したのは12時頃で、撮影開始は12時19分。更衣室が12時からと公式サイトに書いてあったので、前みたいにまたガラガラなのではないか少し早く着きすぎたかと思ったが、中に入ると人が沢山いた。ところがよく見るとレイヤーさんはそれほどいなかった。

また例の如く2号館の1/3は白い衝立で仕切られ更衣室となっている。この状態はいつまで続くのか。

入場料と入場システム

入場料は今回は1,500円。前は900円くらいだった気がするが、イベントの規模により変わるのだろうか。それ以前は無料だった。数年前に併せの撮影後のアフターでインテのイベントの話になり、コスプレゾーンは無料で入場出来る、女性向け同人誌の即売会かと思っていたが、コスプレは他のコスイベと変わらないと聞いたのがきっかけで2度ほど訪れたのだった。

2号館のコスプレスペースしか行かないので、少し割高だと感じつつも、簡易テント手前のPayPayのQRコードを読み込んで、先へ進んでスタッフに画面を見せて、入場済みのボタンを押す。

その後は、赤ブーブーのサイトに登録しなければならなかった。QRコードでサイトを表示させ、名前と電話番号とEメールとパスワードを入力したが先へ進めない。よく見ると電話番号にハイフンを入れていなかったのが原因だった。再び画面をスタッフに見せると、紙のチケットを貰えた。

外側をグルッと回って二号館に入ると、たくさんの人。レイヤーはまだ少なくて、更衣場所から出てくる直前。

今回の記事では、再びライティングの最適な方法を中心に、イベントの雰囲気をテキストで伝えていきたい。(全文:9,500字)

今回の撮影で使用したストロボ機材