Comic City 大阪 119 コスプレ撮影レポート! – 女の子を綺麗に撮るためのライティング・カメラの設定・お薦めレンズ

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TwitterのTLに冬インテに参加するという告知がたくさん流れてきたので、コスプレ撮影が出来るのかといきり立ち、翌日に大阪南港インテックス大阪に行ってきた。

イベント名はコミックシティ大阪119。インテックス大阪の展示場を総て使い切る大型イベントで、1週間後に開催される主に男性向け同人誌即売会イベントこみっく★トレジャー(4号館・5号館使用)と比べるとその規模の大きさを窺い知ることが出来る。

後から知ったが、開場10時半のイベントなのに朝7時頃のツイートで既に行列が出来ていたという事で、実際に筆者が12時頃に会場に着いたときには、帰路に向かう人達がたくさん居たから、お目当ての同人誌をゲットした後だったのだろう。

目当ては同人誌ではなくコスプレ撮影で前日夜に参加を決めたこともありパンフレットは買っていない。しかし便利な世の中になったもので、コスプレ会場となっている1号館に入ると、まず入り口で警備員が昨今の凶悪事件発生の事情に鑑み軽く荷物チェックをし、PayPayで1,300円支払って入場チケットを手に入れることができた。財布を持っていなくてもスマホさえ持っていれば何とかなる時代に近づこうとしている。

12時頃に着いたのだが、広い会場に幾つも立てられた白い衝立の前にコスプレイヤー達がポーズを取っていて、その前をカメラマン達が列を成しており、会場内は既に暖まっていた。前回同じイベントに行ったときは午前11時頃だったか、かなり空いていてコスプレイヤーもカメラマンもちらほらいる程度で巡回している警備員の制服姿が目立つほどだったが、徐々に混み出して、他の館で同人誌を買い終わった人達がコスプレを一目見ようという呈だろうか、1号館に流れ着いてきて、最終的にはなかなかの混雑具合になっていた。今回も似たような流れだった、一時間ほど早く来ていればもっとたくさん撮れたかもしれない。人気のキャラは行列が長くてそこそこ待ったが、今回は14人の方々を撮影できた。

カメラをセッティングして列に並ぶ。やはりFGOが多かったし、ネロ・クラウディウスのブライド衣装のコスをしているとても綺麗なコスプレイヤーさんが視界の右と左に一人ずつ居たので、さっそく撮影させて頂いた。

他にもやはりFGOが多かったように思われる。以前大型併せで撮影した事のある、紫の鎧をまとったキャラクター(ランスロット卿)も見かけた。

後は鬼滅の刃のコスをしている人も多かったが、スペースに置かれている白い衝立に居る人は少なくて、壁側にその多くを見かけた。

インテックス大阪のような場所では撮影に難儀するのだが、天井の照明が変わったそうで、演色性を考慮したのだろうか、おそらく商品なども綺麗な色で見える様になったのだろう。しかしどちらにしてもストロボを使わないと綺麗に撮れない。ストロボ無しでも明るいレンズを使えば撮れないことはないが正面から撮ったときに顔に余計な影が出るし、顔色があまり健康的に写らないのではないか。ということでストロボ機材を一式持ってきたのだが、朝起きるのが遅くてバタバタしていたので、とりあえずあまり深く考えずに三つほどディヒューザーを持っていった。

前回のこみっく★トレジャーの撮影について記事をしたためたから、自分で書いた記事を読み返して、改良点や持っていくべき機材などを吟味しても良かったのだが、読む時間も無いほど準備に切羽詰まっていたのと眠くて面倒だったので、記憶に残っている限りで理想的となるライティングをあれこれと構築して色々試して撮っていくことにした。やはり写真撮影のスキルに関しては、興味のある撮影ジャンルについては普段の時間のあるときにサッと目を通して少しずつでも知識を身につけていくべきだし、興味の無いジャンルでも時間が許せば目を通しておく習慣を身につけるべきだ。直前になって必要な撮り方をネットで調べてとなると、時間もそうだが読んだことに対して深く考えて知識を定着させる余裕もないからいざ実際にやってみると上手く行かない時がある。つまり数値や用語だけが並んだカメラやストロボの設定と一言コメント解説だけではその意味する所が理解できず応用が必要となったときに覚束なくなる。かといってオカルトじゃあるまいし気合いだけでカメラに念を送っても巧く撮れるものでもない。幾ら念をカメラやストロボやトランスミッターに送っても設定は変わらない。きちんと撮るためには、ストロボを扱えるようになるためには、カメラの設定が意味する所をしっかり押さえておく事が最重要である。ウェブの情報だけでなく写真の撮影方法に関するスキル本からも独学で学べるのだから、撮影の直前に必要なことだけ調べるという方法は一夜漬けで試験に臨むようなもので悪手である。座学と経験の相互の繰り返しが知識を無意識の武器へと代えていく。

学んだことを記憶に留めておけば或る程度のアレンジは効かせて今回のようにスムーズに撮影することが出来る。更新頻度の高い当ブログでも良いし、キヤノンから定期的に届くQ&A方式で写真の撮り方を学べる無料メールでも良いだろう。定着しようが忘れようが少しずつ身についていくし、或る出来事がきっかけで読んだことをふと思い出すこともあるほど記憶というものは奥深くで眠っているものだ。まるですっかり忘れ去られていた10年20年前に見た夢を、ひょんな事がきっかけでその始まりから終わりまでを物語のようにありありと思い出すかのように。

最近はコミケなどの同人誌即売会イベントに付随するコスプレ撮影で、屋内屋外でストロボを使って背景を暗く落としてカッコ良く撮っている写真も見かけるので、自分もあんな風に撮ってみたいと思いつつ、どのようなライティング機材を使えば良いのかイマイチ判然としない。写真を見ると、直径60-80cmくらいのオクタゴン型のソフトボックスにストロボを取り付けてワイヤレス電波通信で撮影しているように思われる。しかし今回撮影した写真を振り返ってみると、あとはPhotoshopなどで印象的なレタッチを施したり、広角・超広角で横構図で撮れば同じような仕上がりになるのではないかという自負を得た。

今回はコミックシティ大阪で撮影したコスプレ写真を振り返りながら、展示会場のような広い屋内での理想的なライティングについて考察していきたい。(全文:10,100字)

記事の内容

  • ライティング機材の選び方
  • クリップオンストロボをカメラ直付けで撮影した作例
  • 女性を綺麗に撮れる2灯ライティング
  • インテックス大阪での撮影で考えられる構図
  • 撮りやすくなるカメラのボタンの設定
  • カメラの設定とインテックス大阪の撮影でのお薦めレンズ
  • 背景に写り込む無関係のイベント参加者を目立たなくする方法
  • 他のカメラマンが使用していた良さげな撮影機材

今回の撮影で使用したレンズとストロボ

今回の撮影で使用したディヒューザー