コスプレイヤーの意見を取り入れつつ撮影

ニーハオ!
ニーハオ!

撮影している最中のコスプレイヤーの意見は参考になる。これはランカ・リーが中華店でバイトしているときのコスプレ。

中華スペースで撮ってから他にどこか撮るところはないかと迷っていたら、カラーボックスで撮ろうという事になり、キャラの衣装的には黄色と赤のどちらかが良いだろうと、まずは黄色で撮る事になった。

まっすぐ縦構図。
まっすぐ縦構図。

なぜ黄色なのか、たぶん肉まんの辛子を連想するからだろうかと思いながら撮ってみたが、やはりもう一つあわないと言うことだった。三色がどうも。。。という話。斜めにすると緑と赤がちょこっとだけ入っているからいいけど縦構図にするとズドンと入る感じでどうも。。。アップで一色なのもどうも。。。ということで早々に引き上げた。

カラーボックスで同じ子が違うカラーの所に、分身の術のように何人も写っている写真があるが、アレは三脚がないと綺麗に加工できないし(ひょっとしたらカメラの多重露光で撮ってるのかも知れないが、どちらにしても三脚がないと撮れない)、本人もそのような加工は出来ないからという事で、隣のストライプのスペースで撮った。

ストライブ柄の壁を背景に横構図。
ストライブ柄の壁を背景に横構図。

中華の衣装ではあるが、なんとなく似合っている。左にアンブレラ、右にソフトボックス、アンブレラの方が拡散光になるので、背景の明るさが変わるかもと思い、カメラマン側にアンブレラの向きを変えた。これでも光は充分拡散するから、コスプレイヤー側に当たっているはずだ。問題は横構図で撮ったときのアンブレラの写り込み。油断していると光を帯びた白いアンブレラが写り込む。場所的に通路の導線に当たるので、気を遣いながらの撮影にもなる。

縦構図で、下の床を切り取って撮れば綺麗に撮れる。足をフレームアウトすることになるが、聞いてみると、やはり違う色の床が写っているよりも、ストライプのみの背景の写真の方が良いと言われた。スタジオでソフトボックスやアンブレラで全身を撮る際には、足下が暗くなりがちな点にも注意したい。足下を明るく照らすためにもう一灯トランスルーセントアンブレラで下からストロボを照らした。

※ストライプの部分がやや暗く、くすんでいるように見えるが、手元にあるJPEGデータは比較すると明るい。写真をブログにアップロードすると、ストライプ部分の色が変わった。被写体の色は変化がないので、カラープロファイルが原因でもなさそうだし(sRGB埋め込みありなしで試してみた)、また何らかの対処をする必要がありそうだ。薄水色の色合いの表示に何らかの欠点があるのかも知れない。