シャンデリアと集合写真 – シャンデリアを明るく、人物も明るく撮る方法

シャンデリアを生かして撮る。

今年に入ってスタジオルールに撮影に行くこと3たび。関西にあるシェア型コンセプトスタジオの中でも作り込みが屈指のスタジオルシエル系列店で、名前のルールとは何を指すのか。辞書を紐解くとフランス語で綴りはl’heure、時間を意味する。定冠詞のLにアポストロフ、heureのeuもrも日本人には唇の形をつくるのが難しい、馴染みの薄い発音となる。

最寄り駅は大阪メトロ御堂筋線の西中島南方駅の南出口、もしくは阪急電車の南方駅から西に歩いて10分程度。

南方駅周辺は御堂筋線と阪急線が十字に交わっている。駅からのルートとして分かりやすいのは御堂筋線で、南側の改札を出ると幹線道路府道16号線が目の前を走っているので、右折して、ローソンを見る(2023年3月現在)。ここで腹ごしらえのお菓子やおにぎり、飲料水などを購入することが出来る。少し先へ行くと道路北側にファミリーマートもあるが、交差点で横断歩道を南に渡ってしまうとスタジオまで何もない。

だいたい荷物が重いと少しでも歩行距離を縮めたくて、直角に交差点を曲がるルートではなく斜めの道を探す。すると民家が連なる路地を発見、少しでも楽をしようとするわけだ。

スタジオまでは、痩せるために大幅早歩きをすれば7分もかからないだろうが、重たい荷物などを勘案すると徒歩10分といったところだろう。

府道を直進すればガストがあるので、アフターには最適だろう。ガストの交差点を左折して直進、更に左折して細い道を少し奥に行くと、元は工場であったとおぼしき外観のスタジオがある。

ガストの話が出たが、つい最近別の撮影の後にロイヤルホストで分厚いステーキを食べてその美味に舌鼓を打ったので、どうもガストのステーキの味が余り良くないように感じられた。サイゼリアくらいの安さならまだ納得のいく味でしかも値段以上に美味しいのだが、ガストの方はここ最近の値上げで、あの味では少し割高に感じられた。

大阪中心の梅田から歩いて行くことは可能だろうか。場所的には梅田の北だから行けなさそうではないが、淀川を挟んで向こう側なので、梅田から歩いて行くとかなりキツい。更に橋近辺の道はゴチャゴチャ入り組んでいるし工事中で立ち入り禁止になっていたりする。地図上では短いように見える橋だが実際に歩いてみると、大河に架かる橋というのは長くて風が強く、冬などは特に寒い。二駅分運賃をケチったり運動しようと思わず、電車で最寄り駅から直行するのがベストだと改めて思う。

今回の作例はスタジオルールの豪華なシャンデリアで撮影した集合写真。何度も撮っている場所だが飽きが来ないのはその桁外れな豪華さ故だろう。大きいとそれだけで圧倒され目を楽しませる。こういう大きなシャンデリアは他のコンセプトスタジオにはそうそう無い。

以下の項目に添って、シャンデリアの灯りを生かした集合写真の撮り方、全員にピントを合わせる撮影方法を見ていきたい。(全文:2,700字)

  • カメラの設定の手順
  • 集合写真で暈けないF値
  • シャッタースピードの設定:2つの理由
  • ライティングの数
  • レタッチで補う部分

今回の撮影で使用したレンズ