伏見稲荷大社 本宮祭 with Canon EF11-24mm F4L USM

伏見稲荷大社

新しいレンズを購入すると以前訪れた場所に再び訪れて写真を撮りたくなるもので、そういう欲求が起こるのも写真・カメラという趣味をしていることの効能でもある。元々出不精な質なのだが、一度このような欲求が湧いてくると、当日に決めて早朝だろうが昼からだろうが熱中症になるくらい暑かろうが出かけてしまう。今は花火を撮りに行きたい欲に駆られているのだが(と言うのも芦屋サマーカーニバルの日程を間違えてしまい既に終わっていた。そういえば21日のコスプレ撮影の帰りに浴衣姿の人たちがちらほらいてどこかで祭でもあるのかななんてのんびり構えていた。)、撮りたかった花火を逃してしまったこともあり、俄然欲が湧いてきたというわけだ。

Canon EF11-24mm F4L USMを手に入れてからはスナップ写真を撮りたい欲に駆られている。やはり風景写真を撮るのに打ってつけのレンズなので、外に撮りに行きたいという思いを促す。これがサンニッパならばまた違ったものを撮りたいという欲に駆られただろう。例えば鈴鹿サーキットのレースとか。

とはいうものの祇園祭の山鉾巡行は逃してしまった。最近体内時計が少し狂いがちで、朝方グッスリ眠ってしまっていたのだ。

しかしその前々日には、伏見稲荷大社の本宮祭を撮りに行った。伏見稲荷大社と言えばたくさんの鳥居が奉納されている姿が有名だが、本宮祭はその奉納された鳥居や本殿、参道などにたくさんの提灯が赤々と連なっている姿がまた夏の美しさを際立たせていて、これは是非撮りに行きたいと前々から思っていたのだ。そして出来るなら浴衣のポートレートも撮りたいと思っていたのだが、募集をかけたものの依頼はなく、連日の暑さと熱中症のニュースに触れてこれはむしろポトレの予定は流れてくれて良かったのではないかと思えるほどだった。撮影中に熱中症になられたら対処が出来るかどうかという不安もある。まぁまず熱中症にならないようこまめな水分補給を心がけはするし、モデルに無理させずに撮るくらいの注意は払える。児童生徒に非科学的で無意味な無理をさせるどこぞの学校関係者とは違って。

まずは駅近くの土産物店が建ち並ぶ路にある鳥居を撮る。この鳥居を見ると伏見稲荷に来たんだなと実感する場所だ。撮ってみるとヒャーーー!と心の中で黄色い声が騒ぎ出す。いつもと全然違う感じで撮れる。

伏見稲荷大社に続くお土産屋さん前の鳥居

しばらく歩いて明るく開けた参道の方にぐるっと回る。さすが11mm、広々と撮れる。天気は良いし、ほぼ順光の位置だっただろうか、提灯と楼門に対し、空も青々と撮れる。まさしく夏!といった感じ。空の青さも、日によっては薄い日もあるが、この日は青々としていたのだろう。ピクチャースタイルを『風景』にして『色の濃さ』を+2しているからというのも多分に加味しているだろうが。

伏見稲荷大社の参道の鳥居。 伏見稲荷大社 本宮祭

カメラの設定はF11。両隅に写る提灯も広角特有の歪みは当然として、描写が流れずシャープに写っている。ここまで綺麗な写り方をすると、今現在所有しているCanon EF16-35mm F2.8L Ⅱ USMの出番がなくなるかも知れない。暗いシーンで手持ちで撮りたいとかいう事でもない限り。

伏見稲荷大社 本宮祭

とにかく11mmと言う焦点距離が紡ぐ描写が面白い。面白いからドンドンシャッターを切りたくなる。標準レンズで撮るのとはひと味違った異世界がそこには拡がっている。異世界で思い出したが最近深夜アニメを片っ端から録画しているのだけれど、見る時間がなかなか取れない。

伏見稲荷大社 本宮祭 伏見稲荷大社 本宮祭

境内に入り、鳥居も撮っていく。

伏見稲荷大社

やはり前回に撮った時よりも違う感じに撮れて惚れ惚れとしてしまう。レンズを上に向けて撮るとまた迫力のある絵が撮れる。

伏見稲荷大社

二つに分かれている人気のスポットも11mmで撮影してみた。近くに寄っても全部フレーム内に収まる。

伏見稲荷大社 本宮祭

見晴らしの良い場所からの伏見の景色。これは35mmで撮った方が収まりが良かっただろうか。超広角レンズで夜景などを撮ったこともあるが、どうも街並みが小さく写りすぎる。地球の丸さのようなものを表現したいなら格別だが。

11mm
11mm

この日はOtusの55mmと85mmの二本も持ってきていて、狐の石像など暈かしたい表現が欲しい時には、この日本を活用していったが、ほとんどCanon EF11-24mm F4L USMで撮影していた。とにかく11mmの表現を極めたかった。

24mmでも撮ってみた。夜、有名なスポット。そこそこ距離を取っているが、まるで24mmが望遠効果でもあるかのような錯覚を覚える写真だ。広角特有の歪みが他のレンズと比べて少ないように感じられる。

伏見稲荷大社

楼門を真正面から11mmで。角度を変えるとまた建物の形状が変化し違った感じで撮れるのが面白い。

伏見稲荷大社 伏見稲荷大社 本宮祭

斜めから広角特有の歪みを利用して撮ると、迫力の絵が撮れる。

伏見稲荷大社 楼門

24mmで撮れば、歪みの少ない、あたかも標準レンズで撮ったかのような(11mmからの差分による効果かも知れないが)写真が撮れる。同じ場所から撮っていながら、11mmと24mmで全く異なる印象の写真が撮れるのだから、やはりズームレンズは楽だ。

11mm
11mm
24mm

こぼれ話として、同じ位置からの撮影なので、11mmの写真を24mmの画角と同じになるようにトリミングしたら24mmで撮った写真と同じにはなるのだが、当然画素数は少なくなるので、実用的ではないと言われている。ただし使用しているカメラは5060万画素を誇るCanon 5DsRなので、試しにトリミングしてみたら、長辺約4600ピクセルに収まった。辺の長さにしてCanon 1DXより500ピクセルほど少ない計算になる。全然使える。

11mmと24mmだと焦点距離が13mm詩歌違わないからトリミングでも大きく残るという事か。しかし24mmから11mmの写真に目を移すと、全く異なる写真になるので、たった13mmの差がこれ程までに印象を変えるのだなと思うと、広角の1mmはスゴく大きいといわれているのが実感できた。

というわけで昼から晩まで愛機と共に堪能してきた伏見稲荷大社の本宮祭。次はポートレートのモデルさんと一緒に訪れたい。