Canon EF11-24mm F4L USMを購入したものの、なかなか撮りに行く機会がなかったのだが、西宮北口に用事があって出たついでに神戸三宮に寄ってCanon EF11-24mm F4L USMを堪能してきた。使用カメラはCanon 5DsR。
元々なぜこの超広角レンズが欲しくなったかというと、今年の春に新倉山浅間公園に富士山を撮りに行った折りに、前の方にプロカメラマンとおぼしき2人の男性がしみじみと語り合っているのが耳に入ってきて、Canon EF11-24mm F4L USMの話題が出たのがきっかけだった。なるほど、この場所では超広角レンズを使って富士山と忠霊塔を収めるのが定番の1つとなっているが、11-24mmというレンズを使う手もあったか。
それに最近は風景写真にも傾倒していて、16mmのレンズを使った際には、もうちょっと広く撮れないものだろうかと感じるシーンが度々あった。
Twitterで欲しいよぅ欲しいよぅと呟いていたのだが、誰かがお金を出してプレゼントしてくれるわけもなく、自分で稼いだ金をはたいて購入することにした。正確に言うと無利息のショッピングローンを使ったのだけれど。
というわけで神戸三宮の駅に降り立ち、早速三宮の街並みを撮影していくことにした。
まずは阪急三宮駅のホーム。確かここにアメリカ空軍の機銃掃射の銃弾跡があると『火垂るの墓』放送時にTwitterのTLで写真付きで流れてきた記憶があるのだが、別の場所だろうか。
広々と写る交差点。端の方は歪むがなかなか綺麗に解像している。F11だからだろうか。よく見ると飛行機が小さく写り込んでいる。あとは神戸ゆかりの美術館で開催されるEVA展の告知ポスターも画面左下に写っている。
立て構図にして思いっきり空を入れて撮ってみたら、デジャヴ感が。試しにカリカリに加工してみたら、やはり風雲急を告げていた。
よく行く映画館が入っているビル。これもまた隅々まで綺麗に解像している。F11。
元々ビルや高速道路などの建築物を撮るのは好きな方なのだが、どういうわけか大阪梅田の西の方を歩いて撮っていた時は、どうも楽しくなかった。大阪検察庁のビルや関西電力のビルは背が高くて撮りがいがあるもののその他はどうも・・・。面白い形のビルもあるのだが、どうも・・・。東の方なら楽しかったかも知れないが、今回は新しい超広角レンズを使っていることもあり、撮るのがとても楽しい。
24mmの作例も。下の方の車や道路は歪んでいるが、ビルが歪んでいない。
子供の頃よく遊びに行ったデパートのそごう。青いロゴに青い空。最上階のおもちゃ売り場に奇術師のおじさんはまだいるのだろうか。子供の頃とは異なり量販店やファストファッション、書店、ネット通販が充実しているので、もう行くことはなくなった。ていうか服は元々別の個人経営のお店で買ってたよな。
そごうの地下一階に、チャイコフスキーの音楽を聴かせながら作っているので有名なピロシキの店がある。撮影の後に立ち寄って買って帰ったのだが、とても美味しかった。この日は6個で1,000円くらいだったかな。
本館と新館を繋ぐ連絡通路。震災以前からのものだったと思う。子供の頃この通路を渡るのが楽しかった記憶がある。
すっと伸びる銀行のビル。レンズを上に向ければ、十字の空が撮れる。
向かいのビルの反射が模様みたいになっているビル。
本来なら人で混み合っている横断歩道なのだが、信号が赤になった直後の人がいない時に超広角レンズで撮ると、いつもと違った世界が見える。超広角レンズの成せるワザだろう。
オマケ。西宮北口駅の涼宮ハルヒの飛び出し小僧。そういえば阪急西宮北口駅は『涼宮ハルヒの憂鬱』の聖地だった。度々用事で通うことになりそうなので、機会があれば飛び出し小僧の写真を探して撮っていこうと思う。