Pagesで文書ファイルを保存せずに削除してしまったときの復元方法

誤って保存せずに削除してしまったPagesファイルは、30日以内なら簡単に復元できる。

Appleの文書作成アプリPagesで書いていたブログの記事、一通り書き終わり、一端閉じて保存する際に、間違えて「削除する」を押してしまった。

記事執筆中にショートカットキーcommand + Sキーで予め保存しておけば生じない事態だが、物ぐさなので文章を書いている途中で保存することはせず、一通り書き終わって閉じるxボタンを押す際に強制的に表れるウィンドウから、「保存」ボタンを押して一気に終わらせることに慣れていたので、今回のような事態となった。

結構長文だったので、また1から書き直さないといけないのかと途方に暮れてしまった。

ターミナルから「open $TMPDIR」を実行してみるが見つからず

何とか回復する方法はないものかとネットで検索してみると、iMacのデスクトップ画面に並んでいる「その他」アイコン内にあるターミナルを起動して、「open $TMPDIR」を打ち込んで実行すれば、TMPフォルダが開くので、そこにあるPages書類のファイルを見つけて安全な場所にコピーすると良いと書かれていた。

さっそくやってみたのだがそれらしきファイルは見当たらない。試しにPagesで文書を新規作成して幾つか文字を打ち込み同じように削除して、再びターミナルでテンポラリーフォルダを開いてみた。今度はPagesファイルがあったものの、クリックしても開かない。

Finderのファイルの検索でも引っかからず

Finderのファイル検索から、文章内の単語を入力して検索して見たが、該当ファイルは見つからなかった。

iCloud.comにログインしてファイルの復元成功!

そこで同じく検索して出てきたAppleのサイトに書かれていた通り、Pages for iCloudにアクセスして削除したファイルを復元しようとしたが、その「Pages for iCloud」が何処にあるのかサッパリ分からない。Pagesアプリには無かった。

Pages for iCloudで書類やフォルダを削除する/復元する(Apple公式サイト)

for iCloudと銘打たれているのだから、おそらくブラウザ版のiCloudにあるのではないかと思い、iCloud.comにログインして、表示されている「アカウント設定」を何の考えも無しにクリックしたら、画面の下にファイルの復元のメニューがあった。

ホッと胸をなで下ろす。無事ファイルを復元させることが出来た。

Pagesのブラウザ版にもアクセスできて、Appleのサイトに掲載されていたスクショと同じ画面があった。

保存せずに削除してしまったPagesファイルを復元する方法

1.iCloud.comにログインしたら、画面中央に表示されている「アカウント設定」のリンクをクリックする。

2.画面が移行したら、一番下の右側にある詳細設定から、「ファイルの復元」を選ぶ。

3.ファイル一覧から、復元したいファイルを見つけたら、チェックボックスをクリックしてチェックを入れ、表示された「復元」をクリック。

4.Pagesのフォルダに、ファイルが復元されていることを確認する。

キーボードによるうっかりミスはこれで2回目だ。前回はHontoで電子書籍を買う際にクーポンを適用させようとしたら、誤って注文ボタンを実行してしまった。要因は新しく買い換えたキーボードHHKB。購入から1ヶ月以上経ちすっかり慣れたつもりだが、余りにもキーの反応が良いので、ちょっと触れただけで実行されてしまう。気をつけなければならない。