Canon EOS-1D X Mark IIIに、旧型バッテリーパックLP-E4Nは使用可能??

Canon 1DXで使用していたバッテリーパックLP-E4Nは、1DXmark3に使用可能なのか。

Canon EOS-1D X Mark IIIを購入して1つ懸念だったのは、予備バッテリーだ。付属しているバッテリー「バッテリーパックLP-E19」、ファインダー撮影では撮影可能枚数が飛躍的に上がったとは言え、ライブビュー撮影ではやはりバッテリーを多く消費するみたいで、ライブビューモードに限ると、旧機種と枚数を比較してみても僅かな伸びとなっている。

筆者はライブビューでも撮影することがあるし、撮影後のアフターでもカメラ背面にあるモニターで撮影データを閲覧するので、1つのバッテリーでは足りないことが多く、初代1DXで撮影に赴く際は、いつも予備バッテリーを持参していた。

1DXに付属していたバッテリーパックLP-E4Nは使用可能だろうかと、キヤノンのサイトからカメラアクセサリーのページに飛んで調べてみたら、一覧と詳細のページで、それぞれ記述が異なることを発見した。

アクセサリー一覧には、「バッテリーパックLP-E4N」の項目に【1DX mark3】のアイコンがなく、リンク先の詳細解説部分には、対応カメラの中に「EOS-1D X Mark III」と記載がある。

対応しているのかいないのか、万が一記載の誤りで対応していなかったら、新品の84万円したカメラが故障してしまう恐れもある。ということでキヤノンのサイトからフォームメールで問い合わせてみた。コロナウイルスが猛威を振るい始め、国の方針で隔離対策が進められている中でも翌日にメッセージが返ってきた。

結論から言うと、「バッテリーパックLP-E4N」は1DX markⅢでも使用すること自体は可能とのことだった。ただしファインダー撮影時の高速連写機能に関しては、当該バッテリーを装着時には、最高約14コマ/秒となる制限があるとのこと。

ミラーアップ撮影時やライブビュー撮影時には制限はないとのこと。

なお、LP-E4は使用できないとのことだった。

とりあえず普段の撮影では連写は余り使わないので、予備バッテリーとして「バッテリーパックLP-E4N」を1つ持参しておこうと思う。しかしながら「使用すること自体は可能」といわれると、何か不具合でもあればいやなので、あくまで高速連写をあまり使わない撮影での予備バッテリーとして使用し、時期が来ればバッテリーパックLP-E19を購入する予定だ。

バッテリーパックLP-E19は1DX mark3に使えるのか

  • EOS-1D X Mark IIIに「バッテリーパックLP-E19」を使用すること自体は可能。
  • ファインダー撮影時に高速連写機能が最高14コマ/秒に制限される。
  • ミラーアップ撮影時、ライブビュー撮影時は制限なし。
  • LP-E4はEOS-1D X Mark IIIでは使用不可。

という事だが、1ヶ月程前にキヤノンのサイトでアイテム解説を再確認したら、まだサイトの内容は修正されていなかった。メールを出したのが半年以上前なので、いったい何が表示変更を思いとどまらせているのか。不安になってきたのでやはり旧型のバッテリーは使うのは止めて、新型をもう一つ買っておくか。

普段のコスプレ撮影ではファインダー撮影が多く、ピントが合わせづらいシーン、例えば暗い場所での撮影はライブビューモードを用いる。撮影が終わればアフターでファミレスなどに赴きカメラ背面のモニターでデータを確認するが、それでもバッテリーは半分程残っているから、動画でも撮らなければ予備バッテリーは必要なさそうだ。バッテリーを食う一番の原因はモニター表示だと聞いたことがあるから、やはり動画を撮ることになったら、予備でバッテリーパックLP-E19を購入しようと思う。互換バッテリーなんて以ての外。