開発中のCanon 1DX mark Ⅲの一部情報を、Canonがホームページで公開!

EOS-1D-X-Mark-III
開発中のEOS 1D X Mark IIIの情報がCanonより一部公開された。

キヤノンが10月24日、開発中の1DX MarkⅢの情報をホームページにて公開。以下サイトからほぼ引用になるが、スペックや機能等を見たファーストインプレッションを述べていきたい。

EOS-1D X Mark Ⅲ スペシャルサイト(Canon)

画質

  • 新型映像エンジン(DIGIC)、新開発CMOSセンサー搭載。
  • 高感度性能向上(1DX mark2は常用ISO100=51200)
  • HEIFファイルに静止画10bit記録
  • 4K/60P
  • RAW動画内部記録

AF性能

  • 光学ファインダー撮影用新型AFセンサー搭載
  • 1DX mark2比で約28倍のAFセンサー画素数(1DX mark2は約36万画素)
  • 光学ファインダー&ライブビュー撮影時のAF輝度レンジ向上(1DX mark2はEV-3~18)
  • ライブビュー撮影時AF領域が最大約90%(横)×約100%(縦)に拡大
  • ライブビュー自動選択時、最大525分割でAF可能

連写性能

  • 光学ファインダー撮影時(AF/AE追従)で最高約16コマ/秒(1DX mark2は約14コマ/秒)
  • ライブビュー撮影時(AF/AE追従)で最高約20コマ/秒(1DX mark2はAF/AE固定で約16コマ/秒)
  • RAW撮影時の連続撮影可能枚数がmark2と比較して最大5倍以上。(mark2は約170枚)

その他

  • Wi-Fi、Bluetooth接続対応
  • GPS機能搭載
  • ボタン照明の採用
  • マルチコントローラー搭載
  • CFexpressカード対応デュアルスロット搭載
  • バッテリーは従来のLP-E19だが、電子消費マネジメントの見直しで撮影可能枚数が向上。

初代1DXユーザーのファーストインプレッション

光学ファインダーと言うことは、連写性能に優れたフラッグシップ機のミラーレス化は見送りとなった。ミラーレスだと極地や雨の中などの厳しい撮影環境に耐えられないからだろうか。

新型映像エンジン(DIGIC9?)と新開発CMOSセンサー搭載。また高感度性能が向上とあるので、更なる高画質なるか。

HEIFファイルに静止画10bit記録とあるが、HEIFとは何か。調べてみるとJPEGより高圧縮が可能なファイルフォーマットで、ファイルサイズがJPEGの半分で済むとのこと。筆者はRAWオンリーで撮影しているから、あまり恩恵はなさそうだ。

デメリットはiOSやmacOSに採用されている新しいファイルフォーマットで、WindowsやAndroidはまだ対応していないから互換性に問題がある点。

そういえばiPhoneで撮影した写真をmacOSに移動させた際に、JPEGではなくHEIFのファイルフォーマットで保存されたときがあった。

4K動画は60Pに対応。これはmark2の59.94pとほぼ変わらず?

公開された情報だけ見ると、AF関連の性能も向上しそうだ。

連写性能もmark2と比較して、1秒間に光学ファインダー撮影で+2コマ、ライブビュー撮影で+4コマと更に向上。

Wi-Fi、Bluetoothに対応。これはオプション機器無しで内蔵ということか。たまに速報用にWi-Fiで撮影データを送って欲しいと言われることがあるが、RAWだけではなくJPEGモードでも併せて撮影しないと、ファイルサイズや互換性の面で到底送れるような代物ではないので、あれば便利程度だろうか。

キヤノンはミラーレスカメラのRFマウントが登場して高性能なRFレンズ群が続々と開発/投入してきているので、レフ機を購入するか躊躇われる所ではあるが、最後のフラッグシップレフ機となる可能性もあるし、今現在使用している1DXが七年経ち結構ボロボロで、ISO感度のボタンが少しへたってきたり、シャッターボタンを押してもシャッターが降りなくなることも1度あったり、50万ショット近く撮っているのでオーバーホールに出さなければならないほどなので、10万円ほど出すなら、いっそのこと2020年に買い換えてしまおうかと検討中。高感度での画質も良くなるだろうし、光学ファインダーでのAFやライブビューなどの使い勝手も向上しているだろうから、1DX mark3に乗り換えて、RFマウントのミラーレス機とレンズ群の購入は後回しにし、しばらくはレンズ資産のMFマウントを1DX mark3で活用し、カメラやレンズに使う資金を最小限に抑えるという考えもある。

追加情報を期して待ちたい。