近所のジュンク堂書店の漫画コーナーの前を通ったら、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『鬼滅の刃』が平積みされていた。それらの表紙の中から、こないだ太秦映画村で撮影したコスプレのキャラが目に飛び込んできた。あぁ、これ、筋肉だったのか。
映画村でレイヤーさんが2着目に着替えてから、腕が盛り上がっている姿で現れた。そういえばその時の会話で筋肉スーツって言っていたような言ってなかったような。恥ずかしいから更衣室まで一緒に帰ろと言ってた様な。ミリシラなのできっと魔術か呪いか何かでもの凄く腕が盛り上がっているキャラなのかと思っていたのだが、漫画の表紙を見るとこれはまごうことなき筋肉だ。
ということで本物の筋肉に見えるようにレタッチ。基本肌レタッチの方法と変わらない。
しかし本物の筋肉に見えるように細部にこだわったので、もの凄く手間がかかった。やっていることは至極単純な処理の積み重ねなのだが、細かい所まで本物の腕に見せようとすると手間がかかる。度合いによってはノッペリしたりするから何度もやり直して理想的な形になるようにした。
まぁそれでも難しい。元の形が結構いびつだから、やはり不自然なところはある。それは写真全体の加工で誤魔化すということで、カリカリにしてみた。ついでに背景をブラして動きが出るような感じにした。
ちなみにこちらの写真は、現場の撮影でブラして撮った。加工で付け足してしているのは飛沫と煙だけ。
今回Photoshopを使ってレタッチしていて感じたのは、撮影現場でスキルを使って表現できることは、なるべく現場でやっておいた方が後処理が楽という事だ。現場の撮影で出来ないことはPhotoshopの加工に頼る。少しでも負担を減らすなら、この絶妙な使い分けが大切だ。他にもパソコンの加工のことを前提に考えて撮るという考え方があれば、もっと楽になることだろう。
今回は筋肉スーツというよりはレイヤーさんが自分で制作したっぽい。通常筋肉スーツというと胸部分の筋肉を誇張した製品が多いが、この作品のキャラクターは腕の筋肉が異様に盛り上がっているので、この手の筋肉スーツは売っていないのではないか。検索してみたら宴会芸用の筋肉スーツしか出てこなかった。
ツイッターのTLにコスプレ用の筋肉スーツが流れてきたので、最後に紹介しておきたい。
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