本物のバーでコスプレ撮影 – 二人にピントを合わせるためのF値と焦点距離

本物のバーの撮影で二人にピントを合わせて撮りたい。
本物のバーの撮影で二人にピントを合わせて撮りたい。

本物のバーで初めてコスプレ写真を撮る事になった。本物のバーは良い。本物だからスタジオの作り物とは雰囲気が違う。リバーモールで毎週土日に開催されているコスプレイベントは、一品注文することを条件に撮影に使用できる実店舗も幾つかある。この日はその協力店舗の内のひとつであるバーにお邪魔させて頂いた。

撮影中に本物のお酒は飲めないという事で、筆者は仕方なしにオレンジジュースを、二人はウイスキーに見立ててウーロン茶を注文した。最初は単焦点レンズで背景に並ぶボトルを暈かしつつ撮影していった。もちろんお店の中なのでストロボやレフ板は使えないから、自然光のみで撮影。しかし綺麗に撮れる。

手元をクローズアップ。
手元をクローズアップ。

Otus1.4/55を使い、F2で撮っていった。ボケるのは結構なのだが、どちらか一方もボケてしまう。真後ろから撮れば二人にピントが合い、カウンターの向こうのボトルもボケて良い感じになるが、横から撮るとどちらかがボケてしまう。データを見せると二人ともピントが合っている写真が欲しいと言われた。

55mm | F2 | 1/160s |  ISO640
55mm | F2 | 1/160s | ISO640

そこでレンズをCanon EF24-70mm F2.8L Ⅱ USMのズームレンズに付け替えた。二人とも暈かさずに撮るにはF値を上げて広角側で撮ると良い。問題はF値を上げれば写真は暗くなる。それを補うため、ISO感度を上げたりシャッタースピードを遅くしたりして、明るさを持ち上げてやらなければならない。暗い写真だと使い物にならない。そういう写真の方が良いと言われたら暗い写真でも構わないのだが、今回は暗い写真では成り立たない。

ISO感度は1600を上限としたい。それ以上上げるとフラッグシップ機Canon 1DXでもノイズが目立ち始める。二人を暈かさずに撮りたいという理由から、歪みに目を瞑って広角で撮ることに決めたが、広角24mmで撮ればシャッタースピードをより遅くすることが出来るというメリットが生じる。そこでシャッタースピードを1/40秒まで遅くした。F値は6.3。

24mm | F6.3 | 1/40s |  ISO1600
24mm | F6.3 | 1/40s | ISO1600

これで二人ともボケずにシャープに写っている。バーのお店も広々と写すことを試みた。お酒の瓶がたくさん写るようにした。

Otus1.4/85に付け替え、F1.4で再び暈かして撮影。距離をギリギリ遠くまで取ることで、背景のボトルを二人に引き寄せたかった。しかし窮屈だったので、すぐに55mmに付け替えて少し広めの画角で撮影。いい雰囲気に撮れたのではないだろうか。

55mm | F2 | 1/125s |  ISO1000
55mm | F2 | 1/125s | ISO1000

また本物のバーで撮りたいものだ。バー撮影の仕事来ないかな。