今年もおせちを購入した。去年はフランス料理店のおせちだったが、包丁で切ったり温めたりしなければならず、早朝から手をベトベトにしながら2時間近く格闘した。味は美味しかったのだが、両親が言うには洋風はちょっと好みではないとのことなので、和洋折衷のおせちにすることにした。
おせちで有名な博多久松で注文。かれこれ10年近く買い続けている。注文したときは8月か9月だったか。時の移ろいは早いものである。ところが大晦日に北海道の方でトラブルがあったとニュースにもなり、うちに届く分は大丈夫かと不安になったが、問題なく味も美味しかった。報道によると宅配業者が冷蔵と冷凍を間違えたそうで、製造元の方は完璧とも言える対応だとツイッターなどでは話題になっていた。
さて、せっかくだしおせち写真を撮ってみるかと初日の出を撮ったカメラを取り出し、テーブルに並んでいる重箱にレンズを向ける。光源は家庭用の一般的なLED蛍光灯。電気を消して窓からの自然光だけで撮ろうと思ったが、暗くすると叱られるので、そのままで撮影した。
オートホワイトバランスはオートの雰囲気優先。これだと温かい色味になるはずだが、LED蛍光灯が主な光源のためか、ちょっと冷たいイメージの写真になってしまった。
ということで、RAW現像で色味を変える。ホワイトバランス微調整を温かい色味の方へ動かす。アンバー7、グリーン1.5。このあたりは色を見ながら適当に。ピクチャースタイルが風景なのは初日の出を撮った時の設定のままだったから。彩度も+3に変えて豪華さを出すために色鮮やかにしてみた。
明るさも1段半ほど上げた。朝の部屋の中は意外と暗いと思っていたらF5.6で撮っていた。もう少し明るさを上げればより美味しそうに見えるだろう。
F2.8はこちら。
暈かすかクッキリ撮るか?そんなの正月からどうでも良いじゃないか仕事の撮影じゃあるまいし。ということで今回は蛍光灯下で撮るときの色味に絞っての解説でした。さぁおせちだおせちだ。いただきます!