「ハコアムじゃないみたい!」と褒められる写真を撮る為の7つの方法!

ハコスタジアム大阪で撮影。ハコアムのようでない写真を撮るには・・・。
ハコスタジアム大阪で撮影。ハコアムのようでない写真を撮るには・・・。

関西で一番人気のあるコスプレアミューズメントスタジオ、ハコスタジアム大阪に遊びに行った事がないという関西のコスプレイヤーはほとんどいないだろう。関西の大半のコスプレイヤーなら、地下鉄御堂筋線大国町駅から徒歩一分の所にあるコスプレアミューズメントビルに、衣装やウィッグやメイク道具の詰まったカートを引いて中に入り、半日か一日撮影に没頭して、アフターは8階で美味しい物を食べて、といった流れを経験しているはずだ。

筆者は撮り合いや撮影などで80回以上は行っている。他のカメラマンもおそらく同じくらいかそれ以上の回数このビルに足を運んでいるだろう。それだけ関西ではメジャーなコスプレ施設となっているが、流石にこれだけの回数訪れると、飽きてくる人もいるらしい。フレンドの女性レイヤーにも話を聞く機会があったが、何度も行っているので、飽きてきて最近は行ってないという。

ハコアムは撮りにくいという話もちらほらと聞く。アマチュアカメラマンの方々から色々話を聞くと、照明が今一つという事らしいのだが、そもそも筆者は初めてコスプレ撮影をした場所がハコアムで、他のスタジオは余り利用しないので、撮りやすいのか撮りにくいのかがよく分からない。照明の色温度に関して余り細かい点を気にしないせいかもしれない。

しかし初期のデータを見たら、確かにこの頃はアンブレラやソフトボックスを使わずに撮っていたから、綺麗に撮れていたとは言いがたい。カメラマンにとってそのような難易度の高いスタジオはむしろスキルアップの機会であり、腕の見せ所でもある。

そのカメラマンの腕を証明する一つに「ハコアムじゃないみたい!」というコスプレイヤー側からの褒め言葉がある。これを言われたら、カメラマンは純粋に喜ぶ。カメラマンの構図力とカメラの設定とレンズの選別で紡ぎ出した写真であると認められた事にもなるからだ。

ハコスタジアム大阪は確かにストロボなどの照明機材がないと綺麗な写真が撮りづらいという意味では撮りにくいかも知れないが、スペースが広いので、アンブレラやソフトボックスを設置しやすい。他の参加者の邪魔にならないくらいに広いので、狭いシェアスタジオでありがちな、機材が他の利用者の邪魔になるのではないかという気苦労からも開放される。

結局の所、これだけ同じスタジオにレイヤーから何度も誘われて撮影依頼を承諾する理由の一つに、「ハコアムじゃないみたい!」な写真を撮れる自信が自分にあるからだし、照明機材を変えてきたことで、次はこのやり方で試したいとか、こんな撮り方をやっていたいとかいう欲求が湧いてくるのだ。現場であれこれ策を巡らすのは楽しいしチャレンジ精神をくすぐる。カメラマン同士の腕比べという意味合いもあるだろう。そして毎回撮影したデータを家のパソコンに取り込んで、今日はこんな新しい撮り方が出来たと振り返る時間がとても楽しい。

ハコアムに限らず、コスプレイヤーがたくさん訪れている場所で、「何処何処じゃないみたい!」という褒め言葉は、カメラマンの腕を顕すバロメータでもある。

「ATCじゃないみたい!」「WTCじゃないみたい!」「造船じゃないみたい!」「鶴見じゃないみたい!」「太秦じゃないみたい!」

大勢のレイヤーが集まるスタジオやイベントでは、大半のレイヤーが使用しているエントリー機とキットレンズの組み合わせで余り考えずに撮ると、どうしても皆似たり寄ったりの写真になるので、創意工夫が必要となる。

そこで今回は「何処何処じゃないみたい!」と言われるような写真を撮る7つの方法をプレミアム記事として紹介しているので、いつもよりワンステップ突き抜けた写真を撮りたいと思っている方は是非ご購読いただければと思う。