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慎ましい額紫陽花に出会った日

額紫陽花。よく観察するとメルヘンチックな小宇宙のような装い。
額紫陽花。よく観察するとメルヘンチックな小宇宙のような装い。

コスプレ撮影の帰りに、綺麗な紫陽花が咲いているのが目を引いたので、カメラを取り出して撮ってみた。

昔住んでいた家の庭に紫陽花が咲いていたが、額紫陽花という品種で、紫陽花の代名詞のような、写真やイラストによく見られるような鞠のような形をした丸い紫陽花では無かった。紫陽花が咲いていると言うからてっきり丸い紫陽花だと思って庭を見たら、額紫陽花だったので拍子抜けした覚えがある。

それから数年経ち、ふと見かけた額紫陽花。しかしよく観察してみると、これが絵本の世界にいざなうかのように可愛らしく、小宇宙を見ているかのようだ。

額紫陽花 額紫陽花

京都の大原にある三千院の一角も今頃は紫陽花が咲き誇っている季節だろう。お土産のお茶を売っている休憩所から紫陽花が見渡せそうだった。しかしやや遠いし、いい古都チケットの期間も終了したので、どうも足を伸ばせる気分にない。行くべきか行かざるべきか。ネットで検索してみると今頃はまだ咲き始めで、6月中旬が見頃らしい。なるほど大原は山の中だし気温が低いから咲くのは遅いのだろう。三千院に咲き誇る紫陽花の写真を見ていると俄然行きたくなった。

紫陽花

写真という趣味をやっていなければ、恐らく素通りしたであろう紫陽花。こうして撮影した写真をじっくり見てみると、まるで意思を持っているかのように強く咲いている。普通の紫陽花と比べると華やかさはないが、慎ましく咲くその姿にしばし見とれてしまった。