暗い背景はストロボで明るく持ち上げてみよう

モデルだけでなく、背景もストロボで明るくしてみよう。
モデルだけでなく、背景もストロボで明るくしてみよう。

集合写真を撮るときはF値を8から11くらいまで絞る。すると描写が解像感に溢れ、メンバー全員クッキリと写る。

しかしそれだけ絞るという事は、写真が暗くなるという事でもある。この暗さをどのように補うかといったら、被写体にストロボを当てるわけだ。

ソフトボックス+ストロボと、アンブレラ+ストロボの2灯を両側から当てる。ソフトボックスとアンブレラを使えば、光を和らげ、いかにもストロボを当てたといった感じの強みのある描写にならずに済む。

モデルを明るくしたはいいが、背景はどうだろう。ストロボから距離が離れていたり、メインの被写体によりストロボ光が遮られれば、当然背景は暗くなる。モデルは明るいのに背景は暗い、キャラクター的には陽気なイメージなので、どうもアンバランスで不自然だ。

背景が暗いから何とかしたい。
背景が暗いから何とかしたい。

そこでもう一灯ストロボを準備して、背景に向けて光らせ、暗い背景を明るく持ち上げてやる。これで解決。ストロボ撮影をしていると、背景の明るさのことをふと忘れてしまいがち。シャッタースピードを1/200秒に設定したり、F値を絞って大きくしたりして撮る事が多いので、ストロボが届かない背景は暗めになりやすい。しっかりと設定しておきたいところだ。