ストロボを使って印象的な濃いオレンジ色に白ホリの壁を色づける方法

印象的なオレンジ。

白ホリゾントの壁に、ストロボでどのように色をつけるか。

作例の撮影場所はハコアム大阪4階の白ホリゾーン。広すぎず狭すぎずで光が回りやすいので、綺麗に撮るには打ってつけの場所だ。初心者も撮りやすいと思ったのは、8年ほど前に筆者がストロボ無しで撮影した写真を振り返ってのこと。ストロボを光らせなくとも綺麗に撮れる。

しかしストロボを使った方が寄り綺麗に撮れるし、表現の幅が広がる。今回は背景の壁をオレンジ色にして欲しいとのことだった。ストロボがなければ撮れない絵だ。背景紙をセッティングするわけにもいくまい。

ということで早速ライティングをセットして撮影してみた。もう何度も試している慣れた手法だが、やはりコロナ禍で撮影が空くと、撮り方を忘れるときがある。「戦の仕方を忘れました」と足利義昭から信長打倒の手紙を受け取った際の、武田信玄が嘯いたつれない返答ではない。本当に分からなくなる。そこで試行錯誤することにした。今回はその模様をお伝えしたい。(全文:1,700字)

今回の撮影で使用したカラーフィルター