音が静かでコンパクト! 東芝全自動洗濯機 ZABOON AW-9DH2のレビュー – 洗濯機買い換え体験記

洗濯機を新調した。水漏れが原因で風呂のリフォームをしたときに、工事の人が洗濯機を1人で動かし、それ以来ガタガタと変な音が鳴るようになった。

しばらくしてその音はしなくなったが、そういえばもう10年以上は使っているのではないか、最近は日本人の物を大切にする美徳から家電を長期間使い続けて発火して火事になったという話もよく流れてくるし、5kgでは洗濯物を処理しきれない、もっと容量の大きい洗濯機に買い換えたいというストレスが溜まっていたので、思い立ったが吉日、即行でヤマダ電機に行って買ってきた。6月と12月は新製品の入れ替えで型落ちの洗濯機が安くなるという思惑もあった。

今回購入した洗濯機

購入機種候補を絞る

まず機種選びだが、家の洗面所の入口は少し狭いので、サイズの大きいドラム式は却下。他にもドラム式は壊れやすいとか、洗濯物の出し入れに腰を曲げなければならないとか、毛布が洗えないとか、値段が高いとか様々な意見が飛び交っているが、一番の理由はサイズ。物理的に入らないものはしょうがない。

洗濯乾燥機も却下。乾燥機は不要。値段も高い。大昔、まだ子供時代に家の洗濯機の上に乾燥機が着いていたような気がするが、余り使った覚えがない。

そもそも晴れの日は屋上に干せば良いし、雨の日は風呂場に干せば良い。そもそも家族の誰もが急いで洗濯物を乾かす必要がない人達ばかりなので、乾燥機は必要ない。洗濯物を干すという煩わしさからは開放されるが、やはりお日様で干した方が気持ちいい。

ということで、消去法で縦型の全自動洗濯機を買うことにした。

だいたい今の洗濯機は全自動だろうから、価格コムのジャンルで言うと、「洗濯乾燥機」に対して「簡易乾燥付き洗濯機」となる。

メーカーによる微妙な差異

メーカーは日立かシャープかパナソニックか東芝。日立とパナソニックの縦型全自動洗濯機が色にシャンパンゴールドがありデザインも洒落ていた。日立はユーザー満足度が高く、家電検証雑誌の評価が高い。しかしサイズが大きい。洗面所の入口に入るか入らないか位のギリギリのサイズ。7kg〜8kgなら入りそうだが、9kgは微妙なところ。

やはり9kgは欲しい。ヤマダ電機に行って洗濯機コーナーをウロウロ探していたら店員がやって来たので、こちらの要望を伝えた。特に洗面所の入口の長さと、防水パンの内側の縦横の長さ、排水溝の位置と、実際に洗濯機を置くスペースとなる排水溝までの横幅、防水パンから蛇口の先までの高さを図面入りで伝えた。

まず最初に紹介されたのが東芝の白い大きな洗濯機だった。9kgある。コレが売りたいんだろう、お前はコレが売りたいんだろう〜、店員の思いがひしひしと伝わってくる税込み13万円。税抜き価格の方が大きく書かれているから一瞬予算の10万に近いように見えたが目を凝らしてよく値札を見ると13万円、ちょっと高いし東芝かー。

次に別のメーカーの製品を紹介されたが、7kgだったか8kgだったか。日立の洗濯機は在庫がなく少し時間がかかるという。特に急いでいないと告げたが反応が鈍い。さっきの東芝の洗濯機を売りたいんだろう、お前はコレが売りたいんだろう〜。

日立の2台並んでいるシャンパンゴールドの洗濯機を一瞥する。7〜8kgのせいか、思っていたよりも小ぶりに見える。

洗濯機の機能が優れている方が良いと告げると、乾燥機がいるのか聞かれたが、そうではなく風呂の水を使えたり、その手の痒いところに手が届く機能があると良いという意味で言った。

東芝洗濯機の抗菌ウルトラファインバブル洗浄

東芝の洗濯機が気になったので戻る。機種名はAW-9DH2。何でも抗菌ウルトラファインバブル洗浄という機能が付いていて、ナノサイズの泡が洗剤(界面活性剤)と合わさって、衣類の繊維の間にまで入り込んで弾けるバブルの威力で皮脂を取るという。バブルが弾けるとか、株をやっている人間にとっては忌み嫌う言葉なり。

そういえば通常の洗濯では繊維の間にこびりついている皮脂が取れないから、黄ばみの原因になるという話を以前テレビか何かで聞いたことがある。

ややこしいから、東芝のサイトを見て貰った方が理解が早いだろう。

全自動洗濯機(インバーター洗濯機) AW-9DH2(W) – 東芝公式サイト

テレビでやってた泡の話と店員に言われ、直近で見たのは或る中小企業のバブル90というシャワー製品だったか、洗浄力が高くて水も少量で済む、まさに昨今巷を賑わしているSDGsの理念に叶った製品ということでニュースで取り上げられていたが、あの泡と同じ機能があるということか。

「Ag+抗菌ビーズ内蔵」に期待感を買ってから抱く

他の機能は、購入して家に届いて、どんな機能があるのだろうと気になりパンフレットを読んでから知ったことだが、「Ag+抗菌ビーズ」が内臓されているので、洗ったら常に衣類が抗菌状態。

これらの性能のおかげで、汗を掻いても服が匂わなくなるかなという期待もあり。

日立と東芝の洗浄性能の違い

一方日立の洗濯機は、「ナイアガラビート洗浄」と呼ばれる独自の性能で、泥汚れに強いらしい。つまり育ち盛りの子供がいる家庭や、日常的に泥が付きやすい趣味や仕事、生活をしている人には打ってつけの洗濯機ということか。

ウチは泥だらけになる人はいないので、東芝の洗濯機を選んで正解だったように思う。

洗剤自動投入機能は洗濯機のサイズの問題で諦める

洗剤を自動的に投入してくれる機能も欲しかったが、サイズが2cm大きくなり洗面所の入口を通るかどうか・・・。日立の洗濯機は9kg以上でないと、洗剤自動投入機能は付いていない。東芝は10Kg以上。やはりサイズが大きくなり洗面所の入口を確実に通らない。

この機能は諦めるしかなかった。一番欲しい機能ではあったが・・・。

東芝AW-9DH2に決定

東芝AW-9DH2にすることに決めた。

お値段交渉したが、新製品で他のメインの家電量販店と余り差がなく。ポイント還元を止めて値引きして貰った。あと古い洗濯機引き取りによる値引きは9年物の洗濯機だったのではなかった。6年以内の製品なら、と言っていただろうか。買い換えキャンペーンの1万円値引きと、2,000円の値引きで、119,800円。しかし元の価格を見ると、これなら値引き無しで10%ポイント還元して貰った方が得ではないかとも思えてきた。新しい掃除機が買える。

型落ちを買うつもりが6月末で品切れ状態で、結局新発売の洗濯機を買うことになった。型落ちなら8万円くらいだっただろう。

細かいことは気にせずに、とりあえず洗濯機買い換えという大きな仕事を無事終えることが出来て一安心。風呂の水も使えるし、湯船も増えるしで、これから洗濯と風呂の両方が楽しくなることだろう。

洗濯機におけるヤマダ電機の保証期間

ヤマダ電機は6年保証の内、3年は完全無料で4年目からは一部費用を負担する必要がある。6年保証なのは製造終了から6年経つとメーカーの部品保存がされなくなるせいだろうか。キヤノンのカメラやストロボは製造終了から7年までしか修理できないのと同じで。

ヤマダ電機の長期保証サービス

購入時にヤマダ電機の保証を勧められた。毎年税込み4,015円の負担で、6年間何度でも無料修理が可能。購入した製品だけでなく、既に購入した対象製品(テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機など)や、他社で購入したそれらの製品も保証対象になるという。

NewThe安心 (家電製品総合保守契約) – ヤマダ電機 公式ウェブサイト

という事はヨドバシカメラで買ったソニーの49型4Kテレビがそろそろ4年経つが、あと2年の内に潰れたら、ヤマダ電機の保証サービスを使えば良いということになる。しかしヨドバシで買ったときに5年保証で購入していたのを引き出しの書類を整理していた際に確認したので、6年目に壊れたときに使えばお得になる。

というのも、保証を使用しなかった場合は1年目、2年目で1割ずつ保証料が割引される。最大で2割引になるからだ。

また入会時に、2ヶ月毎に500円使えるヤマダ電機の商品券を3,000円分貰える。1度に3,000円使えないが、電池や日用品など細かい消耗品をヤマダ電機で購入する場合には便利。最近ヤマダ電機は住宅用品や食料品なども扱い始めたので、店舗によって有効活用できそうだ。

母親が9年前に洗濯機を買った際に、同じ保証サービスに加入していたみたいで、1年か2年で止めてしまっていた。引き出しを整理してきたら保証書と一緒に、解約をメモ書きした封筒が出てきた。さて今回は何年加入し続けるか。

翌日、家に搬入

送料は無料コースを選んだ。有料コースとの違いが良く分からないが、翌日月曜がちょうど配送業者が空いていたので、すぐに搬入する運びとなった。

午後5時過ぎにその日の搬入作業が終わるから、夕方以降に明日何時くらいにお宅に伺うか電話がかかってくると間を置いて2回ほど繰り返し言われた。大きい荷物だし、結構重要な事なのだろう。

古い洗濯機も持っていってもらうことにした。6年以内の製品ならお金が貰えたみたいなのだが、9年以上使っているのでリサイクル料が4,000円ほどかかる。ヤマダ電機のカウンターで事前にリサイクル料金を支払っていたので、貰った伝票を配送業者に渡すだけだった。国に渡すお金なのでクレジットカードは不可との事。

購入した日の夕方、午後1時から3時頃伺うと携帯電話にかかってきて、実際に訪れたのは午後2時半頃だった。

防水パンの清掃は、お金を払ってでも業者に任せた方が楽かもしれない

古い洗濯機を搬出して貰い、新しい洗濯機を搬入する前に、防水パンにこびりついた水垢をボロ切れで洗う。2,500円ほど払えば業者がやってくれるのだが、簡単に掃除できるだろうからお金勿体ないし自分でやった方が良いだろうとボロ切れを大量に用意していた。しかし黒い水垢が防水パンにこびりついていて、なかなか綺麗に取れない。待たせるわけにも行かないので、急遽キッチンからタワシを持ってきて、風呂の洗剤を吹きかけてゴシゴシ擦り、その上を濡らしたボロ切れで何度も拭き取ってようやく綺麗になる。まさかこんなに手間がかかるとは思ってもみなかった。排水溝周りも水垢で汚れすぎていて綺麗に拭き取るのに手間がかかったし、お金で解決できる事はお金で解決した方が良いと思った一瞬。防水パンは、確か1年以上前にリフォームで洗濯機をどかしたときに綺麗にしていたような覚えがあるのだが、あっという間に汚れて硬くこびりつくのだな。

その後、紐を付けて改造した布団を洗面所を跨ぐ形で敷いて、すーっと引っ張って洗濯機を搬入していった。

水を試しに流し、回してテスト。到着から20分で設置完了。

蛇口のタイプでアダプタが必要な事もあるみたいだが、そのまま付ける事が出来た。ただ蛇口からホースが外れた時に水を自動的に止めるタイプの機器ではないらしいので、業者に頼んで変えた方が良いと言う事だった。そういえばヤマダ電機のカウンターに、洗濯機の水漏れ用の水栓の工事を4,500円ほどで請け負うという宣伝が張ってあったのを思い出した。

自動的に洗濯に必要な水の量を決め、洗剤の量を表示してくれる

さっそく洗濯してみる。まず水栓を開けて、風呂水ポンプを、シールを剥がして差し込んで抜けない事を確認。

電源「入」ボタンを押すと、メニュー欄が点灯するので、風呂水利用に洗濯と1回目のすすぎに使うよう設定。

風呂水利用の選択コースは「ウルトラファインバブル洗浄」がデフォルトで有効ではないので、取説に書かれている2つのボタンを3秒押し続けて有効に変えると、ウルトラファインバブル洗浄のマークが点灯した。

洗濯物を入れて、スタートボタンを押すと、試運転のような動きを3回ほど行う。すると、自動的に洗濯の量を計ったのか使用する水量が点灯して、必要な洗剤の量が表示される。取扱説明書を見て、対応している量を洗剤ケースに入れる。

洗濯機の蓋を閉じると、洗濯開始。後は終了するまで待つ。50分と表示されていた。

岸壁に打ち寄せる弱い波を3倍速したような静かな音

さて実際に洗濯機を回してみると、音が静か。海の岸壁に打ち寄せる波のような音。テンポを少し速めた感じでリズミカル。

終了して蓋を開けると、洗剤ケースを閉めるのを忘れていた。引き出し型のケースで、液体が半分残ったままだった。

2回目の洗濯の時は洗剤ケースをきちんと閉める。粉末洗剤、液体洗剤、柔軟剤の3種のスペースに分かれている。漂白剤の投入ケースは洗濯槽のサイドに付いている。

綺麗に洗えていたが、まだウルトラファインバブルの効果の程は分からない。新品の洗濯機の清々しい匂いはした。

洗濯が終わると洗濯物をほぐす

洗濯物をほぐす機能も付いているので、洗濯が終わった後、洗濯槽から洗濯物を取り出しやすかった。

糸くずフィルターがプラスチック製で楽チン

洗濯槽のサイドに糸くずフィルターが付いている。前機種から改良された箇所のひとつで、プラスチックケース型となっており、取り外して簡単に溜まったゴミを捨てる事が出来る。取れない場合は水洗いで簡単に埃が取れる。紙のようなモノが付いていたから恐らくポケットにコンビニのレシートを入れっぱなしにしていたものと思われる。

布製の糸くずフィルターよりも溜まった埃が取れやすい。毎日の作業なので、外して、ゴミ取って、水で洗って、再び装着する一連の作業が凄く楽。

洗濯槽のお掃除モード

すすぎの水を使って洗濯槽を掃除することも出来る。電源を入れて、「洗濯」ボタンを3秒長押しで有効。

消費電力と電気代

電気代が、日立と比べると倍くらいかかりそうな、消費電力。なぜ東芝の洗濯機の消費電力がこんなに高いのか分からない。しかし洗濯1回当たりの電気代は2.6円とある。毎日洗濯すれば、約90円もかからない計算になるが、本当にそうなのだろうか。

パンフレットを元にした電気代の計算が面倒。自分とこの契約している電力会社の電気代を元に計算する必要があるし、そもそも実際に製品を動かしてみて、どれくらいの電力を消費しているのか、分かりづらいところがある。パンフレットには1回の洗濯で2.6円と書かれていても、実際はもっとかかるんじゃないかと疑心暗鬼になる。たとえばスマホの充電にかかる電気代は1年間で200円というネット記事を読んだが、自分が使っているスマホは果たしてどうなのか、スマホも機種が多すぎて一律には言えないのではないか。

エアコンよりもテレビを消した方が1.7倍の節電効果がある??

分かりづらいと言えば、洗濯機だけに限らない。最近話題になったエアコンとテレビ、どちらを消した方が節電になるか論争もそうだ。

東京の電力需要が逼迫しているとかで政府やマスコミがエアコンの室内設定を28度にして節電を呼びかけているタイミングで、熱中症を誘発させる暑い日が続いている事もあり、また朝の情報番組の左派コメンテーターが「こういうこと(節電呼びかけ)を言うとテレビを停止したら良いと言うひねくれ者がいる」とイラン事を発言したせいで、ネット世論に火が付き、その流れの中から、エアコンよりもテレビを消した方が1.7倍節電効果があるという大和総研の報告がTwitterでバズる結果とあいなった。

2010年製のパナソニックのエアコンの消費電力を計算してみた結果

しかしコレが2011年の報告だったと発覚。きっかけは当の1.7倍の節電効果があると当時記事にしたITジャーナリストによる告白記事で、今ではテレビの省エネ性能が発達していて、エアコンもテレビも消費電力にそんなには差は無くなり、機種次第だという。

しかしふと筆者の部屋についている12年くらい前に購入した2010年製のエアコンの消費電力の表示シールをスマホで撮って拡大してみると、定格消費電力455Wと結構お高めの数値。ネットで型番から詳しく調べてみると、455(135~620)Wと幅があることが分かる。

ところが「消費電力量の目安」という項目を見てみると、冷房時が186kWhとある。単純に電気料金を掛け算してみると、電気代が約4,500円もかかる計算になる。

消費電力の455Wで計算すると、毎日6時間1ヶ月使い、2,200円くらいの電気料金に収まるが、一体この違いはどういうことなのか。また謎が増えた。

しかしその下の項目を見ると期間合計とあるから、期間消費電力の事なのか。それだと計算の辻褄が合う。電化製品の単位は何ともややこしい。

話をエアコンとテレビの節電効果論争に戻すと、家庭によっては10年選手のエアコンやテレビを使っているところもあるだろうから、やはり今でも「エアコン消すよりもテレビを消した方が節電になる」はあながち間違ってはいないのではないだろうか。そのITジャーナリストも熱中症の危険があるからテレビを消してエアコンを付けようと呼びかけて記事を締めくくっていた。

Wは消費電力・Whは消費電力量

そもそもWとWhの違いが分かりづらい。Wは消費電力で、使用する電力の大きさを表す。一方Whは1時間当たりに消費する電力の量と思っていたらそうではなく、或る時間で消費する電力の量だという。つまり消費電力に1時間でも2時間でも30分でも掛け算することで、消費電力量はWhの単位で表される。h(アワー)がついているからてっきり1時間当たりの消費電力量と勘違いしていた。

単純に掛け算する話なのだが、とっつきにくい。そこでパンフレットに頼る。

改めてパンフレットを見ると、電気代の他、水道代と洗剤代も併せて、1回の洗濯にかかるコストは44.7円。この水道代というのは、下水道も含まれるのだろうか。市によって下水道の料金にもバラツキがある。ヤマダ電機の支払いカウンターで7分ほど待っている間に、掲げられている上下水道料金の表を見ていて、市によりこんなに違いがあるのかと驚いた。

自分の契約している電力会社で電気代を計算してみた結果

電気代について、パンフレットに記載されている消費電力を基に計算してみたのだが、パンフレット記載の消費電力と消費電力量が釣り合わない。

消費電力は洗濯時620W。whを算出するため、620W×洗濯時間41分 / 60分で計算すると、423Whとなった。キロワットアワーに直すと、0.423kWh。

計算式は「620W×41分/60分」=423Wh(0.423kWh)となり、パンフレットに記載の洗濯時96whよりも多めの数値が出てきてしまう。

この差は一体何なのか。洗濯中に消費する電力にムラがあるという事か。620Wと記載されていても、常にフルの電力を使うわけではないのはエアコンと同じなのか。

関西電力の従量電灯Aで計算すると、その月に使う電力量によって、どの料金基準を取るか迷う事になるが、間の1kWhあたり25.71円を取って、0.096Wh × 25.71円=約2.46円。パンフレットには2.6円とあるから、大体同じ数値が出てきた。

上下水道代の計算

使用水量は111リットル。日立の同類と比べて12リットル多い。筆者の住んでいる町の水道料金表から算出すると、こちらも2ヶ月で使う量により基準料金が僅かに変わってくるが、これまでの使用量から、1立方メートル辺り170.5円を選び、170.5円×0.111立方メートル=18.92円。

下水道料金を1立方メートル辺り110円とすると、110円×0.111立方メートル=12.21円。

1立方メートル=1,000リットル
111リットル=0.111立方メートル

合わせて約31円となった。パンフレット記載が29.1円だから、従量制で変わってくる料金を考慮に入れれば誤差範囲内か。

1ヶ月の洗濯代を計算してみた結果

パンフレット通りだと、1ヶ月の洗濯代は、電気・水道・洗剤合わせて約1,380円となる。これが高いのか安いのか。少し消費電力や使う水の量を気にしすぎていただろうか。他社メーカーよりも電気代や水がかかる割には、大して家計には影響を与えないか。昔1日に2度ほど洗濯していたら水道局から電話がかかってきて、水漏れしていないか確認された事があったので、心配していたのだった。

ちなみにドラム式洗濯機は電気代が割高だが、洗濯機能よりも乾燥機能によるところが大きい。水は縦型洗濯機の半分で済む。

家電の寿命と買い換え時期

家電の寿命と言えば、昭和に作られた家電はよく長持ちして、今でも昭和レトロなデザインのクーラーや扇風機を使っているという写真を、Twitterで良く見かけるようになった。その一方で10年以上経つ古い家電を使い続けていると発火する恐れがあるから、早めに買い換えた方が良いという意見もセットになっている事がある。

Twitterに突如として現れた家電メーカーの中の人が言うには、最近の家電は10年くらいで安全に壊れるように設計されているのだという。やはり経年劣化による発火を避けての事だという。

一昔前はソニータイマーなどというまことしやかな都市伝説がネット界隈に蔓延っていた。20年くらい前に筆者の家にあったスカパーの受信機は、1年半経ってリモコンの受光部が故障し、修理費に5,000円かかるとかで、スカパーも使っていなかったので結局そのまま放置する事になったが、保証期間が切れた後に故障するとは何事かと憤りを覚えたものだった。

その後ソニー製のBlu-rayディスクレコーダーや、49型4Kテレビを買う事になるが、双方ともハードに使っているにもかかわらず8年・4年と故障せずに長持ちしている。ヨドバシで4Kテレビを買った際に、ソニータイマーは大丈夫かと訊いたら、「今はそういうことは無い」と明るい女性の店員が言っていた。

こちらの洗濯機に関しては、取扱説明書の最後に、使用推奨期間は7年とある。1日1.5回使って7年なので、1日1回の洗濯なら10年は持つ計算になる。

やはり経年劣化により火災などに繫がる恐れがあるとの事。次の買い換えは10年後だろう。古い洗濯機は9年ちょっと頑張ってくれた。本音を言えば20年でも使い続けたいが、抗菌剤の寿命も10年なので、取り替えるよりも、その頃に買い換えるのが一番良いだろう。

どこで買うのがお得か

今回筆者はヤマダ電機の実店舗で購入したが、普段はYahoo!ショッピングやPayPayモールで購入することが多い。

その理由は、日曜や5の付く日などでポイント還元率が高くなること。ストアポイントが5%・10%になる日もある。

東芝全自動洗濯機 ZABOON AW-9DH2 – Yahoo!ショッピングの最安値

現に今検索して見ると、ヤマダ電機PayPayモール店はいろんなキャンペーンを合わせてポイント還元率21%となっている。ソフトバンクユーザーでなくともこの還元率なので、かなりお得。

ポイント還元を差し引いた実質金額は、109,522円となっているから、実店舗と大して変わらない。

しかしPayPayモールの方ではクーポンが配布されることもあり、今回は1万円引きのクーポンが表示されていた。実店舗よりも1万円お安く購入することが出来る。

ただしクーポン効果か、お取り寄せ状態(3週間)とある。

また今回洗面所の入口のサイズがギリギリだったので、実際に入るのかどうか、店舗で訊く必要があった。ネットショッピングでもメッセージで質問を送れば答えてくれるが、1年前に検討した際には、横幅に数センチの余裕がある必要があるとサイトに書いてあったので、その余裕がないがギリギリで搬入できるか聞いたところ、不可だった。通り一辺倒の回答だったように思う。

実際注文して入らなければモノが大きいだけに大ごとなので、大事を取って実店舗で検討・購入した。

まとめ

  • 家電量販店で各メーカーのパンフレットを貰ってきて比較検討する。
  • エレベータの有無、玄関・洗面所入り口の横幅、防水パンの内側のサイズ、蛇口までのサイズ、排水溝の位置などをメモしておく。
  • 機種はドラム型洗濯機、縦型洗濯乾燥機、簡易乾燥付き縦型洗濯機の3種。
  • インバーター搭載縦型洗濯機は、消費電力量・使用水量・音量が比較的小さくなる。
  • 型落ちの縦型洗濯機は5〜6月が最安値になるが、在庫がなくなりやすい。
  • 各メーカーで得意とする洗浄性能が異なる。
  • 日立は泥汚れ、東芝は皮脂汚れ。
  • ドラム型はサイズ大きめ、縦型はコンパクト。
  • ドラム型は水使用量少なく、電気代は乾燥機能が高い。
  • 縦型簡易乾燥付き洗濯機は水使用量が多く、電気代は普通。
  • 東芝の洗濯機は総じて他社より消費電力・使用水量が高めだが、電気代は気にならない範囲か。
  • 東芝の縦型洗濯機は他社よりコンパクト。
  • 東芝は洗濯時の音が静か
  • 日立のビートウォッシュの洗濯機は人気。