スタジオで背景を思い切り暈かす際のストロボの使い方 – コントラストを得る為のライティング技法

ストロボで窓から差し込む自然光を再現。

ハコアム4階にある白ホリ奥のファンシーな女の子スペース、ベッドがなくなり円形のソファーになっていた。そもそもここにベッドがあったのか、あったとしても随分以前ではないか。「ベッドがなくなってる」と話した覚えがあるが、意外と前からこのようなスペースに変わっていたのかも知れない。

訪れる度に調度品がバージョンアップしているようだから、色々記憶がごちゃ混ぜになっているのだろう。ここで撮る事になった。

今回も複雑なライティングとなる。背景を思い切り暈かすために明るく撮れるカメラの設定にすると、ストロボ光が明るくなりすぎ被写体が白飛びして仕舞いかねない。かといってストロボ光を弱くすると被写体のコントラストも弱くなる。その対策法を、ストロボ同調速度の話と絡めながら、以下の項目を順に追って解説していく。またストロボで窓から差し込む自然光を再現する方法も併せて紹介する。(全文:3,000字)

  • 背景をボカした理由
  • ストロボ同調速度の解説
  • シャッタースピードをスローから高速に変えた理由
  • ストロボで背景を明るくする際の考え方
  • 窓から差し込む太陽光をストロボで再現する方法
  • ストロボ同調速度を超過して設定した理由

今回の撮影で使用したライティング機材