2016年8月現在のインターネット上におけるコスプレイヤーの活動領域は、コスプレ専門SNSのコスプレイヤーズアーカイブと、Twitterに二分される。数年前まではコスプレイヤーズアーカイブ、通称カイブの一強だった。他にもCureなどのSNSが存在したが、既に閉鎖されたり、活発でなかったりと目立たないので、カイブが最も人気のあるSNSだった。
しかしここ最近はTwitterが勢力を拡大している。先日カイブのデザインが一新され、つぶやき機能がTwitterと似たような仕様になった。これはカイブのユーザーがTwitterに流れていることの運営側の危機感の表れではないだろうか。
最近カイブは人が減ったとよく言われる。ログインすることが少なくなったとか、写真を上げてもアクセスが少なくなったとかいう話をちらほらと耳にする。運営側も試行錯誤しているようだ。
アーカイブのイベント情報を活用しよう
人が減っていると言われているカイブだが、これからコスプレを撮ろうとしているアマチュアカメラマンにとって、カイブの機能は千人力である。まず全国のコスプレイベントの情報が網羅されている。日にちと地域を選べば、その日開催されているコスプレイベントの詳細を閲覧することが出来る。
カメラマン募集のコミュニティもある。ここに書き込めば何らかの依頼は来るだろう。しかし依頼内容は、男性アマチュアカメラマンがあまり撮りたがらない男装コスプレの撮影依頼が多い。またドタキャンや音信不通なども多い。何度も音信不通にもかかわらず再度撮影依頼を申し込んできた礼儀知らずもいた。筆者は初撮影を取り付けるまで3ヶ月かかった記憶がある。
もし女子キャラを撮りたい場合は、こちらから応募するのも1つの手だ。その方が撮りたいキャラや好みのレイヤーを絞ることも出来る。
他にもイベント情報ページには合わせ募集掲示板があり、カメラマンを募集していることがある。イベント情報ページからリンクされている関連日記やつぶやきでもカメラマン募集日記などが公開されているので、確認すると良いだろう。
TwitterのRTで回ってくるレイヤー側からのカメラマン募集を活用
コスプレイヤー側からのカメラマン募集に関しては、カイブの他にもTwitterでリツイートが回ってくることが多い。人気のある女子キャラはすぐにカメラマンが決まるが、男装キャラはなかなか決まらないことが多い傾向にある。TwitterのRTが回ってくるには、大勢のコスプレイヤーをフォローする必要があるが、面識がないレイヤーをフォローするのはハードルが高い場合もある。活動が成熟期に達した頃に使える手法かもしれない。
初めのうちはドタキャンや音信不通が多いかも知れないが、実績を積んでいけば、人づてに撮影依頼が舞い込むことになる。スキルや機材が充実しているアマチュアカメラマンは、引く手あまたといった人も多い。健闘を祈る。