一年ぶりに東大阪にある光画社スタジオで撮影してきた。このスタジオは水撮影が出来る。関西で本格的な水撮影が出来るスタジオはあまりなく、去年の12月にはクロノスが閉店してしまったので、さらに少なくなってしまったのだが、光画社は水撮影が出来る数少ない貴重なスタジオだ。
初めから濡れる撮影も体力的になんなので、前半の衣装は通常撮影、後半の衣装は水撮影ということになった。
さて実際にやってみると、1年前の撮影のことなんてすっぽりと記憶から抜け落ちてしまっている。自分のブログを検索して思い返してみようと思ったが、スマホ版は検索ボックスが出てこない。早く仕様変えないとな。
まずはお湯を垂れさせる。前回はスモークを使ったが、すぐに使い切ってしまったのと、湯気がスモーク代わりになるので、今回はスモークなしコースになった。しかし水が滴り落ちる幅が足りないのでツーショットだとどうしても余ってしまう。去年はピンショットとスモークで巧くごまかしていたのだろうか。
ひょっとしたらお湯を全開にして出していなかったせいかもしれない。ということで蛇口をひねる。出た出たお湯が。湯気も立ってきた。外の冷たい空気を流し込むことで、室内で湯気を発生させることが出来る。この日(1月中旬)はそんなに寒くなかったから、果たして湯気が立つだろうかと危惧されたが、見事に湯気が出た。
ピンショットでアップ目に撮ると、滴り落ちるお湯が巧い具合に画面一杯を占める。
さてここからは手が空いている方のレイヤーさんが、チリトリで水をすくって被写体の前にパッと投げる。皆さんが想像している水撮影の始まり。
思ってたよりも簡単。こんな感じで水撮影をするのは初めての体験かな。雨撮影や滴り落ちる水滴を前面に撮影をしたことはあったが、なるほどこれは楽しい。クセになりそうだ。レンズにはクロスフィルターを着けている。
背後からストロボを3灯光らせ、内2灯はカラーフィルターで色をつける。
後は構図となるが、やはり動きを着けるためには斜め構図が最も最適だ。水自体が飛び散っていて動きがあるので、その動きを更に強調させるために動きを生み出す斜め構図を多用していきたい。