今年もハロウィンの季節が近づいてきた。去年はUSJに赴いて、普段よく撮影している女の子の創作ゾンビを撮影してきた。今年もまたハロウィン撮影の予定が何件か入っているので、その為だけにUSJの念パスを更新した。
USJの年パス21,800円。去年より若干値上がりしている。前回は後半一度も遊びに行かなかった。家から1時間もかからない距離なので、使い倒そうと思う。
ハロウィンの撮影といえば夜になるが、スタジオや野外ロケと違い、人通りの多い街中でポートレートなどの人物写真を撮る時には、ソフトボックスなどの大型機材は当然使えない。そこでクリップオンストロボ用の小型のディヒューザーが活躍する。
通常ストロボを炊く時はカメラの上に取り付けて光らせると、人物の顔が真っ平らになっていかにもストロボを光らせた間の写真になってしまうので良くないのだが、これは直接光でなくてもディヒューザーをストロボに取り付けても似たような結果となる。かといって混雑する場所ではサイドからストロボ光を当てるのは煩わしい。
正面からストロボを当てるのは必ずしも悪くはない。ファッション雑誌の写真などを見ていると、明らかに正面からストロボを強く当てた感じのする写真もあるし、正面から当てることでパーティの写真のような雰囲気が出る。
そうはいうものの、サイドからも当ててみたい。そこでモデルにしゃがんで貰って、ストロボをモデルの横に積み上げたリュックの上に置いて撮影してみた。すると小型のディヒューザーでも、ソフトボックスを使ったみたいに綺麗に撮ることが出来た。
ソフトボックスと比べると少し硬いイメージに仕上がったが、ゾンビコスプレなので良いだろう。それよりも小型のディヒューザーでここまで綺麗に撮れた事の方が重要だ。
他にもストロボをワイヤレスにして、片手でカメラ、片手でストロボを持って、腕をクロスさせて手ブレ防止としながら撮影するという曲芸師風の撮影方法もある。
とはいうものの、小型のディヒューザーはソフトボックスやアンブレラと比べると、持ち運びには便利だが、やはりモデルの描写力に欠けるところがある。次の写真は別の日に小型のディヒューザーを使って撮影したものだが、イメージ通りには行かなかったので、後日別の場所で撮り直しとなった。
今年は少し小型のディヒューザーをグレードアップしようと、ネットショップであれこれ探していたら、見つけた。形も小型のソフトボックスみたいで期待が持てそうだ。ヨドバシカメラのネット通販で注文したら当日の内に届いた。さすがヨドバシ。エツミのディヒューザーと比べると若干割高だが、取り付けも用意で、収納袋が銀色なので、簡易レフ板としても使えそうだ。作例はまた次回に上げるので乞うご期待!