良い背景になりそうな桜の見つけ方

アオハル。

前回の記事の翌日は、公園での桜ロケだった。2日連続の撮影である。

何度か撮影したことのあるレイヤーさんから依頼を受けての桜ロケ撮で、以前アコスタのあべのキューズモールで撮影していた時に、上の方でコスプレライブが賑やかに開催されていたが、そのときに出演していた4人だった。ハコアム大阪の階段踊り場に掲げてあるポスターにも写っていた4人だと気づくのはまたのちのお話。

去年も同じ公園で撮ったが、そのときは桜が歩道に沿って綿飴のようにみっちりと咲き誇っていて文字通りの満開だった。今年はと言うと、満開を過ぎ3分、枝によっては5分ほど散りかけていた。しかしながら桜の名所と言って良いほどたくさん咲いていたので、どうにか桜を生かして撮る事が出来た。

気象庁の観測によると、今年の大阪の桜は例年よりも8日早い3月19日に開花、また去年よりも4日開花が早かったそうだ。3月27日に別の公園で桜撮影したが、そのときが満開だった。開花予想を見て、少し早めに予定を入れていたのが功を奏した。

ちなみに神戸は例年より3日早い3月24日。去年より1日早かったそうだが、体感的にはもっと早かったようにも感じられた。近所の川の両側に桜が咲いているのだが、建物の陰になっている桜の木は、陽が良く当たる木よりも咲くのが遅く、同じ場所でも咲き具合にバラツキがある。こっちの桜が散ったと思えば、あっちの桜は満開だったりする。

開花から10日経ってしまうと散ってしまう桜は儚い。しかし写真はその麗しい姿を永遠にとどめておくことが出来る。

満開が過ぎても満開のように撮る事は出来る。今回はその方法を以下の項目に沿って解説していきたい。(全文:2,200字)

  • 撮影場所
  • 現地に着いたらやるべきこと
  • カメラと人の目
  • 望遠レンズの圧縮効果を生かす
  • 望遠レンズ使用時に、集合写真が暈けないようにする方法

今回の撮影で使用したレンズ