スタジオに赴くと、ガラスのシャンデリアが天井から吊り下げられている光景を目にすることが多い。シャンデリアを手前に置いて上から俯瞰して撮ったりした写真もよく見かける。
このガラスのシャンデリア、ストロボを使えば簡単に色を付けることができる。今回はその方法を紹介していこう。
まずはこの写真。ストロボを使って色を付けている。方法は簡単で、ストロボに黄色のカラーフィルターを取り付けて、真下からシャンデリアに向かってストロボを光らせているだけ。
黄色の強弱は、ストロボの光量で調節する。カメラの設定は暗めで、スタジオ内でISO感度100、シャッタースピードは手ブレしない範囲で設定する。1/250秒よりも速くすると、ストロボ効果が極端に暗くなるので注意しよう。人物の明るさは、手前のソフトボックスで起こしている。
こちらの写真も似たような原理。カラーフィルターを取り付けたストロボで、後ろのガラスのカーテンに色を付けている。カメラは暗めの設定で、人物はソフトボックスで明るく起こしている。要はストロボ光で何とかするわけだ。
カラーフィルターを使えば写真の表現も広がる。是非試してみよう。