スタジオで男装ツーショットを、プロフォトのソフトボックスを使って一灯ストロボで撮っていた。しかしどうも一灯だと、ツーショットを撮るのは難しい。斜め45度から当てると、どちらか一方に光が当たりすぎて、明るさが偏りすぎるし、かといって正面から当てたら、陰影がなくなってしまう。
「もう一個買ったらええやん。お金あるねんから」
ないよ。
もう一つソフトボックス持ってるけど、今使ってる60×90よりも一回り大きくて、規約ギリギリで使えるけど、大きすぎて荷物になるし、いくらここが広いからといって使える場所が限られるし、何より設置が大変すぎてこないだ使ったときは二人がかりだったし。
それにソフトボックスは高い。その日は筆者がOtusを購入するきっかけになった壮年のアマチュアカメラマンさんも急遽撮影に呼び出されてその場にいたのだけれど、「高いでしょ」と言われた。しかし高いだけあって光の周り方は良いらしい。
もう一つ同じサイズのソフトボックスがあれば確かに便利だ。アンブレラよりも良い感じに写るかも知れない。
悩みあぐねつつ、なにげにAmazonのサイトに繋いだら、なんとプロフォトのソフトボックスセットが4万ちょっとでお買い得価格になって売っているではないか。しかもグリッドとスピードリングアダプタ付きだ。最初からこれを買えば良かった。
でも肝心のアダプタはProfoto製のストロボ用なので、キヤノンのスピードライトを付けるには別途スピードリングアダプタを買わなければならない。それでも単品で買うのとほとんど同じ価格になるので、この際セット製品の方を買ってみたら如何だろう。グリッドがあればストロボ光をより狭められることが出来るので、背景を暗く落として被写体のみを際立たせてプロのような写真を撮る事も可能だ。
というわけで、これからProfotoのソフトボックスとソフトグリッドで撮影を試みようと考えているカメラマンの方は、是非ソフトボックス本体、ソフトグリッド、リングアダプタの3点セットとなっているこちらのセット商品を購入することをお薦めする。キヤノンやニコン、ニッシンのストロボを使う場合は、別途スピードリングアダプタの購入が必要となるが、こちらのセットで購入した方がスピードリングアダプタが一個タダでついてくるようなものなので、バラで買うよりもお買い得となる。サイズも60×90と、野外やスタジオなど邪魔にならずに使えるちょうど良い大きさだ。